MbsHL22207 さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ED曲が全てを持っていく
ストーリーはwikiなりを参照。
内容を端的に言うと、学園異能バトル系だが「主人公も戦えちゃうポケモン」みたいな感じだ。
キャラクターが個性的で、ヤレヤレ系&若干俺TUEE系主人公と、とんでもなく積極的なヒロイン(サムネの女の子、ロボ、ピカチュウポジション)、ツンデレ金髪娘、銀髪無口娘、といったちょっと濃いキャラが多くそれなりに楽しめる。
キャラデザも独特で、線が薄く顔の凹凸が少ない所為か童顔ぽく描かれている。
この点は少し人を選ぶかもしれない。
また、毎回おなじみなのだがヒロインが色々な手段で主人公を誘惑する。これが前途した「童顔」ぽいキャラデザと相まって児童ポルノなのかと思うほどにヤバく、視聴者の罪悪感を呼び覚ましつつも、日本のTPPへの参加が本当に正しいものなのだろうかという葛藤に苛まれることになる。
では最後に、この作品の一番のポイントを上げて終わろうと思う。
それは「超中毒性の高いED曲」である。
「回レ!雪月花」で検索していただければ何かしら動画で視聴することができるだろうがサビの部分がとっても中毒性が高く、ニコニコ動画などでは弾幕職人も狂喜乱舞しそうな作品である。
(作詞・作曲・編曲は、ヒゲドライバー。最近だと艦コレのED「吹雪」が有名)
しかし本編においては少々これが問題となった。それは、どんなに殺伐とした終わり方をしようがどんなにシリアスな終わり方をしようが、必ずこの曲をエンディングに毎回ぶち込んできたのである。
作品の雰囲気も余韻も全て粉砕しに掛かったスタッフは一体何を考えているんだと当時はとっても混乱したが、今でも混乱しているからやはりおかしいことなのだと思う。
全体的に見ると合格点前後で評価が分かれるような微妙な作品なのだが、ヒロインの女の武器を最大に引き出した誘惑と、中毒性の高いEDの所為で脳がトランスしてしまい正常な評価が出来なくなってしまう非常に危険な作品だと思う。