NBT さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
究極のギャグ、熱い友情、可愛い女の子、エロス。全てが詰まってい……る!
間違いなく2015年度No.1アニメ。
エロとかの過激な表現に抵抗がなければ絶対に見るべきアニメだ。
原作から大好きだったので、アニメ化は自分の中でかなりハードルが上がっていて、PVを見たときの微妙な作画は正直がっかりした。
しかしいざ本編が始まると、その圧倒的なテンポと共に繰り広げられる念密に計算された笑いに一話から大爆笑。原作者とアニメ監督、二人の天才的な力が上手く合致し、最高傑作となっていた。
この作品はエロくて下品な表現や、放送ギリギリの描写が多々あるが、特筆すべきはやはり緻密に計算されたギャグだろう。シリアスな笑いと言う奴だろうか、馬鹿なことを大真面目にやっている感じ。
一つ一つのギャグが十分面白いのだが、実はそのギャグが後の最大のギャグの伏線になっていたりする。伏線の張り方・物語構成の上手さに大爆笑すると共に関心するほどだった。
題材が馬鹿げているだけで、話作りに関しては最高レベルの作品だと思う。そんじょそこらの真面目な作風の作品では到底足元にも及ばない。最近の、伏線の意味が分かっているのか問い詰めたくなるような見え見えの伏線を張ってドヤ顔をする漫画家とかに見習ってほしいものだ。
ギャグだけではなく、この作品では熱い男の友情が見られる。
アニメ第7話では、大爆笑からの熱い友情からの大号泣をしてしまった。
監獄学園は過激な表現が注目されがちだが、個人的にはこういった部分のほうが注目に値すると思う。
上述した内容は原作でも楽しめるのだが、アニメでは原作とは違った面白みもある。
原作漫画は圧倒的な画力とじっくり展開していく話が魅力だと思うが、アニメは圧倒的なテンポが一番の魅力だ。1話1巻ペースで進んでいくので、息つく暇も無くグイグイと話が進んでいく。毎回過呼吸になりそうだった。
しかし原作では見開きでバーン!と描かれている名シーンも一瞬で過ぎ去っていくので、そこは好みが分かれるかも。
上述したが、個人的には間違いなく2015年度No.1アニメだし、歴代視聴してきたアニメの中でも上位に食い込むほどの面白さだった。
ただエロとか暴力ヒロインとかの過激な表現が多いので、残念ながら万人受けするわけではない。逆にそういった表現に抵抗がなければ絶対に見ておくべき。
原作では女囚人篇から若干ダレてくる部分があるが、もしアニメ化したらそういった部分もテンポ良く改変してくれそう。そういった意味も込めて、ぜひ二期に期待したい。
最後にヒロインについての感想。
花ちゃんは原作からして超かわいいし、アニメでも超かわいかった。花澤さんはこういうちょっと黒い一面を持ちながらも可愛いキャラが適役だと思う。
千代ちゃんはアニメのほうが可愛くなっていた。
ケイトの作画が気合入ってて笑った。
しかし万里よ……なぜそんなにブスなのだ……。