karinchaco さんの感想・評価
3.0
物語 : 2.0
作画 : 2.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
うん。ダメだな。
ラノベ原作の作品。原作未読。
アニメ界の定番。学園ハーレムもの。ちょっと他とは違うのはモテるのが教官というところか。とはいえ、一昔まえの実写ドラマなんか教官や若手教師がモテるのは当たり前みたいな風潮もあったので、ちっとも珍しくはない。
まずは、よかったことから。
・ヒロインの一人レクティ(CV東山奈央)がかわいい
・やっぱり種田梨沙さんのキャラ(ユーリ)は青髪のツインテなんですね
・登場人物の思考回路がぶっ飛んでいてギャグ要素満載(特にラスボスと課長w)
・主人公は安定の学園ハーレムものボイスの松岡禎丞
おや?なんだか、ほとんど中の人にしか触れていないぞw。それも、ほとんど褒めていないしw。
では、登場人物について若干触れると、主人公のカナタさんは口癖が『言わなかったか?』に代表されるように肝心なことは視聴者にもしゃべってくれません。ヒロイン3人衆はテンプレを詰め込んでいる感じなのでわかりやすいですが、女神キャラのリコは女神過ぎてたまに意味不明なところがありますがまあ、いいでしょう。実は、最高に面白いのがリコの姉の空戦魔導士課長様です。空戦魔導士を束ねる課長さんにしてはずいぶん腐抜けてらっしゃいます。カナタに対する勘違いは、カナタが説明しないのが悪いので彼女を責めるのは酷ですが、それ以外では、まず大事の際には必ず遅れてやってきます。さらに、何が起きたのかの現状把握もままならず、部下の説明には耳を貸しません。
本来なら別のキャラがいそうなものですが、この作品にはこの役割をこなせる適当な人物がいないせいで彼女一人が空戦魔導士課の無能キャラを背負って立っていますw。こんな、不幸なキャラを押し付けられたせいで言動不一致は無能を晒す場面が多く、可哀想を通り越して笑えてきます。
ちなみに、ラスボスもキャラとしてはとても面白いですよ。
さて、次にダメだったところ。
・ほぼ、全部w
って言ったら話になりませんw。特に気になった点をピックアップします。
・盛り上がりに欠けるストーリー
・カナタがあそこまで裏切者と呼ばれる理由の説得力のなさ
・空戦魔導士が戦死すると記憶からなくなってしまうという設定
・ただでさえカナタが説明不足なのに、深刻な説明キャラの不足
・E601小隊に対するライバルキャラのインパクトのなさ
・あれならブラックアウトでもよかったEDアニメ
詳しくは、説明しません。不毛だから。この内容だと原作が気になるというわけでもなし、厳しい結果にならざる終えないでしょうね。KADOKAWAさんもアニメ化するタイトルを少し再考されてはどうでしょうか。