ダレイオス さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
「ぷしゅー」は癖になるね。
OPは30秒、本編は1分30秒のショートアニメで
26歳社会人の女性が居酒屋で酒や料理を飲食しているだけのアニメですね。
みんなで食べているのではなくて1人で
酒や料理を堪能しながら飲食しているのも特徴でしょう。
食べる料理は「鮭の塩焼き」、「鳥のから揚げ」、「焼き鳥」
から「ウニクレソン」などの珍しい料理を酒やビールのつまみにしているようですね。
どちらかと言えば飲んでいる時よりも食べている時の方が多いので
一種のグルメ番組ですね。
キャラの作画や背景の作画はいかにもショートアニメな感じで普通
クオリティー、ワカコのキャラデザインは首が長いのが気になりますが
いかにもアニメらしい可愛らしい女性の作画で
アニメらしい可愛らしい女性が食事したり酒を飲んだりするのを
視聴者が見る形になります。
作風の雰囲気にあった良キャラクターデザインだと思います。
料理の作画は個人的には、まずまず美味しそうに見えました。
もの凄く作画クオリティーが高いわけではありませんが
美味しそうに見える感じのクオリティーはありました。
なんだろう、贔屓目にはなるんだけど
簡単すぎず、リアルすぎない丁度いい感じに作画されてたのが良かった。
これがリアルすぎたら逆に作風にあっていなかったかも知れない。
そして料理を食べるシーンですが
料理アニメでおなじみの演出がハデでオーバーアクションではなく
ワカコのモノローグで料理の解説や食べた感想が語られるのが特徴ですね。
これが演出がハデでオーバーアクションになっていたら
それはそれで面白かったかもしれませんが別のアニメになってたでしょうね。
本作はそうではなくモノローグで語られることにより
自然な感じに料理の解説や食べた感想が聞けたの良かったかな
これによりいい感じに食事している雰囲気が出ていました。
さらに食事しながら今日会社で自分にあった嫌なことや
過去の思い出すのだけど
思い出話をしたり過去の記憶を思い出すというのは
ワカコは現状が不安だったり、今の環境に満足していない状況なのでしょう
そんな大人にはよくある悩みを好きな料理を食べたり酒を飲んだり
することでストレス発散する姿は大人なら共感を感じると思います。
食べた後にワカコは「ぷしゅー」と満足した感情表現が見られるのですが
共感を感じることにより、その中々癖になる感情表現は
視聴者的にもストレスを発散させる感じはありました。
「人を幸せにするには、まず自分が幸せになること。」とは
このことではないのかと思ってしまいました。
そのくらいワカコはいい感じに食べてました。
そしてワカコ役の声優さんですね。
沢城さんなんですが、演技力はかなり感じました。
台詞自体はモノローグ風が多いので演技力があまりなくて
普通に喋っているだけの声優さんだったら
あまりキャラの気持ちは伝わってこなかったかもしれません。
普通の感じに喋っているだけなのに高い演技力はありました。
2分のグルメアニメとしては出来は良かったですね。
飲食しているだけなので本編1分30秒の尺にもピッタリだったのも良かった。