ろき夫 さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
無事死亡w
あの花スタッフ再集結、という餌にまんまと引っかかった学習能力のない人間。それが私。
いやあ、合いませんでした(泣)。コテコテの青春恋愛ものすぎて消化不良で胃が痛いです。うう。。。
作品の完成度はとても高く、特にケチのつけようがありません。
キャラクターもなかなか可愛く、声優さんたちをはじめ、作画、音楽など、みんな素晴らしい仕事をされています。
もうこれは単純に物語の内容が自分の肌に合わなかったのだと思います。
あの花みたいに泣かせにくる作品ではないのですが、純度が高すぎて逃げ場所がないというか・・・
「うんうん、そうだよね」とキャラクターの言ってることを理解はできても気持ちが入っていかない。
(アニメであえて見るものでもないような・・・。)(実写の映画で同じ内容なら絶対見ないな・・・。)
という、この手の作品を見る上で禁忌ともいえる心の叫びを必死に押さえつけ、
(これは良い映画なんだ!これに感動できないとまた非国民扱いされるんだ!)と自らを戒め、信じ込ませようとする始末。
アニメという媒体だったがために起こってしまった過ち。
話題作はついチェックしたくなってしまうミーハー野郎に科せられた罰、いや、たまごの呪い・・・。
すると、その状況が見事に作品のテーマと重なり、少し共感しやすくなりました。(結果オーライなのか?)
そういう場合も含めて、誰でも共感できるような作品に仕上がってると言っていいのかもしれない(笑)
でも正直にいうと、毒にも薬にもならないフツーのよくある恋愛ものだなと感じながら大半は見ていたんですけどね。
この作品に迷いなく高評価をつけられる人がいるのも理解できるし、自分にそのアンテナがないのがなんか悔しいw
青春恋愛ものが苦手なわけではないんですが、クサめの内容だとちょっと辛いですね。
「四月は君の嘘」のポエムでのたうちまわった経験のある人などにはあまりお勧めできません。
なんてジャンルで呼べばいいのか分かりませんが、今後もそういう青春恋愛ものが幅を利かせていくんだろうな・・・。
そう考えると「あの花」は草分け的存在かもしれない。以前、以後ってやつですよ。
いや、アニメ人口の母体が大きくなってオタクじゃない一般的恋愛観が浸透してきている証拠で、あの花のブレイク自体が原因じゃないのかも知れない・・・なんつって。
とにかく内容的にはそんな感じだったのですが、音楽は聴きごたえのあるラインナップでなかなか良かったです。劇場で見る価値があるとすれば、一番はそこじゃないですかね。
映像的に、サプライズと呼べるようなものはありませんでしたが、それを期待する作品でもないのでそこは問題ないです。
なのでさほど作品が気にならない、都合の合わない方は無理に劇場で見るのでなく、普通に円盤が出てからでもいい気がしますね。個人的にも、そうすれば良かったかなー、なんて思っています。
ああ、伊藤けいかく映画楽しみだな~(^^♪