お きゃん さんの感想・評価
4.5
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ありもしないものに目を奪われてはいけない
主人公が毎回ぼそぼそと長い独り言を呟きながら話が進みます。
「こんなはずではなかったのだ…」と。
なので最初は『これはきつい』と思ったのですが…
物語終盤でふっとばされました。
とても素晴らしかった。
この物語から私が教えられたことは
この時代ありふれているメッセージで
だからこそとても分かりやすいけど、
説得力が無ければ「はいはいあっそ」で終わってしまうような、
器用な取り扱いが必要なものでした。
つまりこのアニメはそれをとても器用に取り扱い、教えてくれた。
(こんな言い方じゃ情緒がなくて自分の文才はあんまりだと思うけど)
とりあえず色々あるけど楽しんで自分の人生を生きて生きたいと思いました。
原作者の森見さんの作品は「夜は短し歩けよ乙女」しかよんだことはありませんが、
一言でいうならば『寝つきの悪いときに見た夢』といった印象でした。このお話も似たような印象を持った。
そして相変わらず黒髪の乙女が素敵な乙女すぎる!