青陽 さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
生きることは戦うことでしょ?
暑苦しい日々
一話から非常に刺激的なものをぶっこんでくれた今作。
みーくんも授業抜け出したのかな?
とか
授業中なのに、みーくんずばっと扉開けてズカズカと…大胆だな(笑)
とか
ってかみーくん可愛いな
とか
可愛さとガーターベルトのセクシーさ…この組み合わせ良いな
とか
Aパートイヌ追っかけてるだけかよ!
とか
思いつつ前半終わって
CMのM・A・O可愛いな〜
とか思って
後半突入して
ぼけーっと見てたら
{netabare}
oh…!
いや、噂には聞いてたけどoh…
それでもあの見せ方には戦慄した…
静かな狂気、明かされゆく絶望的な現実。
……
…今期アニメでも特に好みで可愛らしいキャラデザの子たちに対して…なんて酷い世界を提供してくれやがったんだ!(憤怒
Aパート終わりで窓に変な模様?がある?と思ったけど
あれ割れてたのか…
窓を閉めた後吹いた風に彼女は何を思うのだろうか?
あの世界では
学校が最後の砦?
だから屋上菜園してるの?
→突然のことで、世界がどうなってるかはわからないらしい
ゆきには荒廃する前の学校が見えている…!?
リボンで学年分けされてるのにゆきだけ制服の色も違う。クラスの皆と同じ色…。
防衛機制が働いて記憶改ざん→みんなと違う世界が見えているっぽい…
だとしても制服の違いは謎だ。
sweet dreams
edラスト、生活部の皆が居なかったようだけど…
スベテユキノ幻想エンドとかまじ勘弁だよ…?
1話終了後の
円盤CMの映像と歌のギャップ(笑)
OP曲名の「ふ・れ・ん・ど・し・た・い」
が急に怖くなってきた。
(ちなみにbメロがいちばん好き)
{/netabare}
日常アニメが流行り、その次は日常アニメに見せかけたsomething!
今夏、日常系被せすぎだろと思ってたけど
これは暑い夏に放送されるのが相応しい作品。
そして深夜アニメと呼ぶに相応しい作品。
今の時代、ネット配信もあるし
いつでも好きな時間に見られるが
このアニメはリアルタイムで観たい!深夜、部屋の電気を消して観ることで10倍楽しめる。
そんな
アニメ史上、最も心休まらない日常アニメ。
いや、これは日常系なのか?あれもあの世界における日常っちゃ日常なんだけど…。
主人公視点では日常アニメだけど、それ以外の人からしたら完全にホラー。
だからいい意味で違和感というか不協和音がある。
日常アニメっぽいノリなのに その空気の中で常に緊張感がある。
(ex.洒落にならない肝試し)
もしあれらが一気に襲ってきたら…?
もしかして今回、誰か死ぬんじゃないか?
そんな恐怖で心休まらない。
anotherみたいに
恐ろしいことが起こるとわかっている作品とはまた異質の恐怖。
いつ、何が起きるかわからない、けど起きない。焦らされてるような…でも無事にED入りして安心、そんな感覚がクセになる。
異能力系の作品なら主人公たちに力があってzombie=雑魚キャラ扱いされるところだけど
この作品の対抗力は
ただのシャベル
今のところOnlyシャベル(しかも使い手は普通のJK)
それが恐怖や緊張感を際立たせる。
2話まで見た感じ、戦力になるのは1人だけっぽい。
くるみちゃんは
過去にゾンビ(好きだった先輩の成れの果て)を倒したことがあるから、その辛さを知っているから
他の子たちにはそれをさせないようにしてるのかな…?
3話
{netabare}
so cute!な絵柄と
時々入る砂嵐のようなカットの合わなさがやばい。
めぐ姉を通した回想で世界が崩壊する過程が明らかに…原因はまだ謎。
みーくんはショッピングモールに居たんだっけ?よく生き延びて合流できたな
ときは戻って
キャンプのシーン…ニヤニヤしたかったけど、先生じゃないモノが見回りに来るんじゃないか?と気が気でなかった。
やはり、あの日の出来事が衝撃的すぎて ゆきはああなったようだ。
辛い非日常においても日常的なゆきの存在は他の皆にとって救いなんだろうな。
戦時下、捕虜たちが架空の少女を創造もとい想像し、彼女が実在するかのように振舞ったことで 辛い生活でも正気を保った、という話を思い出した…
そして
めぐ姉……なんか、すごいです…!(死亡フラグが)
まさかね、まさかめぐ姉がゾンビになって生活部と対峙するとかそんな鬱展開にはならないよね…?
4話
物語の時間軸は再び過去へ戻り、みーくんと生活部の出会うまでが描かれる。
なにより特殊EDにやられた…
we took each other's hand
完全にどストライクな歌
作曲 中塚武さんじゃん!
いやいやいや、まさかの…本当にまさかの!
まさかこのアニメでこんな洒落乙なエンディング流れるとは!
何も知らずに
「これMADだよ」
って見せられたら絶対疑わないよ!
中塚さんいい曲作るなあ
ますます作品の虜に…♪
4話で新たに判明した情報
・みーくんの友達はホラー映画の主人公並にアクティブ。あの状況であの判断ができる女の子ならきっとまだ生きている…はず
・くるみちゃんは運動能力かなり高い ゾンビ無双
・ラジオは全局アウト。車で走る市街地も壊滅状態…
被害はかなり甚大な模様。
・あれ、りーさんめちゃくちゃ可愛くね?
第5話
脱出、ショッピングモール
…ちょっとペンライトと防犯ブザー買ってくる!
時系列的に考えて
みんな無事に学校へ戻れるとわかっていてもドキドキした
あの状況下で洋服や水着の試着しちゃうなんて肝っ玉ありすぎでしょ!
試着室のカーテンとか怖くて開けれないって…水着シーンなのに違う意味でドキドキしてたよ
地下でくるみが缶詰を拾おうとしたときに太郎丸の脚がバッと出てきてちょっとびびった(笑)
point.ゆきはゾンビをゾンビとして認識できている様子
けいは無事なのかな?万策尽きてないことを願う。
そういえば車のガソリンは補給したんだろうか?
学校に戻らないで、そのまま遠くに脱出するのもアリだと思うんだけどな。車で走ってれば目立つから他の生存者にも存在を示せるし。
{/netabare}
それにしても
ゾンビたち、生きた人間を襲うとき以外はそれぞれ日常を送っているのか…?
そこはスペダンzombieといっしょなのかも。だとしたらやっぱり世界全ゾンビになれば争いも無く平和になるのかもしれない。…あんな世界イヤだけど(笑)
6話 ようこそ
{netabare}
………うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁ
もうヤダ、このアニメ…ッ。
徐々にラジカセのピッチが狂っていく、あのじわじわ染み渡っていく不安感。そしてみーくんの台詞とゆきの表情で一気に鳥肌がゾクゾクと…。
ゾンビものでよくある
急に襲ってきて
わっ!と脅かされて
ビックリしたなぁもう、とそんなホラーではなく
背筋が寒くなるような、恐怖を煽る演出が実に巧みですねえ
これぞ求めるホラーの感覚
再び衝撃の展開!
3話のあれは死亡フラグじゃなくて死んでたフラグだったのか…!!!
そうか、だからキャンプのときテントに泊まらなかったんだ。ハブられてたわけじゃなかったのね
そうか、だから屋上に墓が…あれ、陸上部の先輩の墓じゃなかったのか。リボンかけてあったのは…
そうか、だから遠足に行くとき くるみが車を運転したのか。りーさん「もしものときのためにくるみちゃんも運転できたほうがいいでしょ?」って台詞で完全に納得してた単純な自分。
そうか、なんで車探すとこで手間取ってんの?めぐ姉に車の特徴聞いとけよ!って思ったけど、聞けなかったのか…。
そうか、ショッピングモールでクマのぬいぐるみを受け取らなかったのも…。
そうか、影が薄いっていうか
よくよく思い起こせばマトモに話してたのゆきとだけだっただっただっただっただたっただdddd
既にあのとき、屋上で?噛まれてしまったから 自らドアの向こうに残った??頬を伝う一筋のなみだ…
このアニメの内、ほとんどは生きてなかったことになるのか…。
肝試しのときも居なかった、けどそれでも図書室でゆきをゾンビから守ってくれたってことだよね…。
死んでしまった、じゃなくて
亡くなってしまっていた…このなんともいえぬ切ない感覚。
特殊edがまた切ない
けど次回予告は若干ギャグっぽかったので救われた。
{/netabare}
7話〜すべては…
{netabare}
職員室の謎の鍵。
謎の鍵というと進撃の巨人でもあったな。
これは脱出ゲーなら間違いなくキーアイテム
それとOP回収
宙を舞う救難信号
部屋に閉じこもって、生きていればそれでいいの?
(みーくんとだったらそれも悪くない)
死んでいないだけだった状態から生の実感ある暮らしに。
生きている、素晴らしい、あの世界、生存しているだけで、価値、充分ある。
けいとの再会を信じて懸命に生きようとするみーくん。
このアニメ観てると廃墟好きな人の気持ちが少しわかる気がする
退廃的というか侘しさというか、どうしようもない静けさ
その中にたしかに残る人の暮らした形跡とか雰囲気に惹かれるんだろうな
そして、そんな衰退世界でも希望を持って楽しく生きようとしている彼女たちが実に健気で、可愛く、逞しい。なんだかたまらなくなる
8話でもそう。
こんな状況でも楽しく生きようと考え、学園生活部を創設しためぐ姉とりーさんのやり取り、くるみとゆきが話す将来の展望。
あんな状況でも将来について考える心の余裕があるのは学園生活部があるからだろうね。
そんなこと語り出すなんて死亡フラグみたいで気が気でなかったけど。
→絶望フラグだった…
職員室の謎の鍵、隠された金庫にしまわれた真実。
事故の発端とその後の展開としてはゾンビものにお約束の筋書きだけれど…
あんな可愛い子たちが将来について希望的に語った姿を見せた後にこの仕打ち……お前ら人間じゃねえ!
8話は何故かセクシーなカットが多かったけど、あれは視聴者を視覚的にも喜ばせておいて
その後一気に絶望へと誘う高等テクだったのでしょう。
りーさんの胸やみーくんのパンチラに見惚れている場合じゃなかった…!
生物兵器とパンデミック
恐らくあの市の中に極秘の研究施設があったんだろう。(もっと僻地でやれよ!)
有事の際は少数の命より多数の命を優先して隔離することは既に決定していた。だからラジオも繋がらない、どこからも助けが来ない。
学校の施設が充実してたのはバイオハザードが起きたときの備えだった!?
せめてもの情けで
隔離され、捨て置かれても
生存者は自給自足ライフできるように用意しておいたよっ★
てことなのん?…ほんと笑わせてくれる。
何が生物兵器だよ、無駄なことを!みーくんのガーターベルト姿のほうがよっぽど生物兵器じゃん。安全安心、世界中を骨抜きにできるのに。
めぐ姉は研究機関の人間?いや、違うか。
他の大人は知らないけど、重要施設である学校に勤める教師達には知れ渡っていた事実なのかな?
そんな恐ろしいこと知ったら転勤願いか自主退職するだろ…圧力かかってたのかな
ということは助けは来ないし、自分たちで脱出しようとしても隔離用のウォールマリアが巡らされているだろうし、下手したら秘密保持&感染防止のため 見張りの警備兵に射殺されるんじゃ…?
…こんなのってないよ、あんまりだよ。
アバンに恐怖して始まり、最後は絶望に終わった…。
可愛い女の子たちに残酷過酷な運命を与える物語、そんな流行いらんよ?ってゆゆゆのときも言ったじゃないですか!(でも観ちゃう)
うわぁ…この先救われる展開あるのかな。
9話
水着回again!
前回のことは一旦忘れてさ、プールを楽しもうぜ!って話。
鋼のメンタルですな。
昼間の屋上だから敵襲の心配もないし、安心して観れたね。
ただ以前、
プールサイドを走ってた子がすっ転んで
頭蓋骨が見えるくらい酷いケガをした…という話を聞いたことがあったから
全力で走り回る彼女たちに少しヒヤヒヤした。
あの環境でケガは避けたいもの。
anotherじゃあるまいし、そんな展開にはなりようがないんだけどね。
ショッピングモールと違い、ゆっくり鑑賞できた水着姿。
りーさんのカーディガン+水着というコーディネートが素晴らしすぎてしまった。来年流行れ!
みーくんにはガーターベルト+水着という新境地を開拓してほしかった…!
4人と同じくたっぷりエンジョイしてああ初めて30分通してほのぼのできる回だったなぁと思ったら
ラストにあれかよ…!
またセクシーカットで油断させてからのパターンかよ!!
駄目だって言ったでしょ?その展開は駄目だって言ったでしょ?
けいちゃんがゾンビ化してる展開になるよりはマシだけど
あの姿のめぐねえは再登場させちゃ駄目だって!いろいろと!
…太郎丸ゾンビ化はやめてよ?すばしっこくて厄介だからバイオハザードでも厄介だったから。
10話 あめのひ
アバンから不穏不穏&不穏
太郎丸とバリケードにフラグ立てるのやめて!
……
…
太郎丸…そしてくるみが…….!
水着回が嘘のように、そう、上げてから一気に落とす…そうやってダメージを喰らわすのが奴らの手法。shit! 吐き気を催すような鬱展開?いや、ジリ貧だったし いつの日かこうなるのは見えていた…
めぐゾンを攻撃できなくて怪我してしまったくるみ…
仲間が怪我して薬を取りに行く流れはゾンビもののよくあるパターンだけど、みーくん大丈夫かな?シャベル使いこなせるのかな?
あの学校には手錠まであるのか、それで動きを封じておけるのか…?
もしもの時を考え、包丁を手にするりーさんが……。辛いな、でも最悪の場合自分がやらなくてはいけないと決意してるんだろう。
めぐゾンがつけていた日誌、くるみの名前のとこに血が滴ってしまったのがフラグではないことを祈る。
ってかめぐゾン泣いてた…?
まさかあの姿になっても一部 自意識は残っている?…だったら辛すぎる。
そして遂に
「こんなすごい雨、あの日以来だな……あの日…?」
ゆきが現実に気づく
一話で窓を閉めた後に風が吹いたときはスルーしてたけど、さすがに雨だと気づいたか。
次回予告のノートがボロボロだったのは、次で記憶を取り戻すって予告だよね。
記憶を取り戻して、くるみちゃんがかつてのめぐ姉の姿とダブったとき彼女はどうするのか?
もうひとつ恐れていたフラグも回収。思いのこもったバリケードはいとも容易く崩壊。
起承転まで来た感じ…結びはどうなるのか?
パンデミック事態の解決は描かなくていい。だってこの作品のタイトルは「バイオハザード」じゃなくて「がっこうぐらし!」だから。
彼女たちの行く末をしっかりさせてほしい。…けいがどうしてるのかも知りたい。
みーくんがピンチになったところで颯爽と再登場!に期待!!
全滅エンドだけは絶許!!!
11 3Dモデリングzombieの動きが怖い……
避雷針で遊んでたら雷に打たれて火だるまになっちゃうドジっ子ゾンビ可愛い!(?)
ゆきが記憶を取り戻し
学園生活部を守るため走り出す!
ずっと見守っていてくれためぐ姉に別れを告げ、自分の力で進み出すシーンは感動的。ついに主人公が主人公として主人公するぞ!
メザメタコーコロハハシリダシタ…
コネクトの歌詞が合う。
お願いだから概念にはならないで
めぐ姉…
みーくんが安眠させてあげたから消えたのか、ゆきが現実に目覚めたから消えたのか。…どっちにしてもね、めぐ姉が皆のことを思っていたのに違いないよね。ノートの「生きて」の文字はゾンビ化してから書いたんだろうなぁ…
1度目の別れ(悲しい事件)
二度目の別れ(視聴者サイド)
本当の別れ(精神的に)
ありがとう、めぐ姉。さよなら…
さあ
ゆき!みーくん!
はやく、早く くるみを助けてりーさんを救ってあげてくれ…
りーさんの葛藤が辛すぎる!いくら頼まれてたって、頭では理解してたって、フレンド死体なんてそんなのできるわけないよ…
りーさん泣き顔可愛すぎるよ…!
次回
くるみは、太郎丸は助かるのか?
学校から脱出(そつぎょう)するのか?
けいは出てくるのか?
次回、そつぎょう!最終回!…最終回か。
→放送室で呼びかけるのは下校時刻のお知らせ そして一話のモノローグ
これは他のゾンビものでは決してマネできない、ゆきらしい優しい撃退法だった。
太郎丸、太郎丸は…イギーに続く立派なイケ犬っぷりだった……!
圭は…最後 校庭にいたゾンビは圭だよね?女の子1人で飛び出しても厳しかったか…
手紙を拾った眼鏡っ娘は誰だ?
ゆきの帽子を掘り返したのは噂の子犬?
さり気に二期を匂わせる描写も残しつつ、がっこうをそつぎょうして物語は一旦幕をとじた。
最終回で響いたのは
割って回る必要もない校舎の窓ガラスから見える学園生活部卒業式の様子。
手短な送辞の言葉に すべてが詰まっていた。
絶望して
みんな死ぬしかないじゃない!
と集団自殺しようとしてもおかしくない状況…。
そんな残酷な環境でも
か弱い女の子たちが
挫けず困難に立ち向かう
可愛く明るく前向きな姿
それが今作のテーマであり、一番の魅力だった。
笑う門には福来たる
彼女たちが楽しんでいればいるほど、可愛ければ可愛いほどに素晴らしい。希望が強まっていく。がっこうをそつぎょうして何処へ行こうとも、この先何が待ち受けていようとも、学園生活部が揃っていればきっと大丈夫だろうと思わせる。そんな安心感。続編を期待させる終わり方だったが、あの終わり方でもじゅうぶんにハッピーエンドなんじゃないかと思える。
戦闘能力とは違う心の強さ、見習いたいものだ。
みーくんが残した『生きてていいことあったよ』というメッセージ。
そう、そもそも生きていないといいことも起こりようがない。
生きることは戦うこと、そして楽しいことでもある。
生ける屍のようにはならず、楽しく生き生きと生きていこう。住めば都、全ては自分次第だ。
そんなエールを貰えた気がする。
{/netabare}