田中タイキック さんの感想・評価
2.9
物語 : 1.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
思春期を殺した少年の翼の折れたエンジェルビーツが築いた栄光は彗星の如く崩れ、壊れる
タイトルまでガバガバかぁ!?
2015年7月~ TOKYO MX、BS11、他にて放送
全13話
思春期の少年少女特有の心の機微を刹那的な超能力の発現と重ね
苦難と痛みを味わいながらも精神的な成長を描き
生徒会という狭いコミュニティから世界規模まで発展、果ては時間までも飛び越えてしまう大胆なモラトリアムからの脱却
さらには家族愛や恋愛も絡め、どんなに辛く苦しくても未来は必ず良き方向にむかうという人生への肯定感
それらの要素を高次元なレベルで昇華した青春グラフィティの傑作っ!!
なわけあるかボケ!
おっまじない~♪おっまじない~♪面白くなるのおっまじない~♪♪
効かねぇーんだよ!何度やってもよぉ!!引くなっ!
この「引くなっ」ってのも文章で書くと否定してんのか肯定してんのか分かりづらくて使いにくいんだよ!!
多くの人が感じてるであろう展開の突飛さ、いや凄まじさとかもなんだ
10話以降の情報量過多っぷりは何だ?電子ドラッグか?精神を破壊する闇のデュエリストか?
何が原因なのか、各話脚本はもちろん、シリーズ構成すら配置しなかったのは何故だ。
座組を考えた偉い奴が悪いのか、現場をコントロールする監督が悪いのか、単純に麻枝准の力不足か。
はたまた○○原作、○○脚本、○○監督だからきっと面白い。と作家性ばかりを偏重してきた我々視聴者が悪いのか。
こんな具合に戦犯を探し、すぐ他人のせいにする自分自身の人としての至らなさが悪いのか。
でも巡り巡って新井が悪い
こんな感じで無駄に思考の着地点を見失って無限ループしちゃう感覚も貴重っちゃ貴重なのか?
でもやっぱ見終わった後の徒労感がすごい。熱心に考察してた人なんかは特に。
私もOPだけは繰り返しみていろいろ考えてましたし。
{netabare}(例え化け物の部分は守りたい者のために嫌悪していた筈の大人にいつの間にかなってしまったという暗示)
とかメモ書きがあるんだけどナニコレぇ…{/netabare}
結局大部分はなーーーーーーんもなかったよ!
・・・ちょっと言い過ぎましたかね。でも最近「ちゃんと吐け」ってよく言われるんで多少は…ね?
でも相変わらず麻枝さん全編プロデュースの音楽はすごく良かったです。
OPとかフルで聴くとラスサビでギターのクサい泣きメロが入ってめちゃくちゃ良いですよ。
そもそも私が麻枝さんを知ったきっかけって偶然ラジオで聞いた「時を刻む唄」なんです。
曲展開すげえな…って衝撃を受けて、すぐに調べて、CLANNADを観て、、、って感じで。
だから未だに私にとってはシナリオライターというよりミュージシャン。
お話の作り方もどこか音楽的っていうか。短い時間の中で込める熱量の凄味というか。
名作はできないけど名シーンはやたらと出来てしまうような。
最後のなんだかんだ良かったね感のあるシーンをみてそんな印象を持ちました。
試しにアニメの演出を1話だけでも、ゲスト参加的なノリでやってみるのも面白いのかもしれない。
「麻枝演出」なんて新しい言葉が出来るかもしれないゾ
そういえばキャラ名がベイスターズの選手ってことで話題になりましたけど
全盛期の横浜を象徴する佐々木ってキャラは出てこなかったですね。
あと三浦と石井も欲しかった!