退会済のユーザー さんの感想・評価
3.0
物語 : 2.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
永遠の命を欲した事があるか
個人的な感想としては終盤までは結構良かった。
あの地味でぽつりぽつりとなんか言ってるのも嫌いじゃなかったんだけど
終盤でなんだかよく分からんことになった。
そもそもあんまり共感出来る部分がないというのが苦しいところで
見直さないとよく分からん事もあるにはあるんだろうが、「親殺し」をするようなヤツな心は正直よく分からん。もちろん現代の若者を重ね合わせたんだろうけど、そっから永遠の命がどうたらと言い始めたあたりから本当にどうでもよくなった。というより誰に向かって言ってるのか、これがまぁよく分からないので、何とも言えない複雑な気分で見終えた事はよく覚えている。
原作において永遠の命がどのような扱いになっているのだろうと疑問に思うわけですが
いずれにしろ現代においては人生の成功者もしくは老いへの恐れを実感している人が欲するものなんじゃないかと、私は思ったりする。前時代的では決してないんだけど、永遠の命を否定したところで、そんな事どうでもええわい、という感想しか持ち得ないわけで。クモが文字通り老人でこいつが主人公であるならば納得いく話ではあるんだろうけど、主人公のアレンは永遠の命とは無縁の現代のクソガキのイメージにしか見えないので、ミスマッチをどこか感じた。何かに対する反発で作られた映画なのか、誰に訴えかけた映画だったのか、ちょっとよく分からなかったというのが率直な感想。