★mana★ さんの感想・評価
3.5
物語 : 4.0
作画 : 2.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
それは45秒未満の邂逅だった・・
※少し酷評有りです。(★マークの方)
好きな方はスルーして下さい!
主に出てくるのは、高校生男女3人づつ、ストーリーは2つ。
全く違う物でもなく、2つのストーリーは「音羽学園」で繋がっています。
★まず1つ目は、クリスマスに出会ってしまった
「紘・みやこ」と、その知人「景・京介」を中心とするストーリー。
こちらの方には全く感情移入出来ない自分がいました。
むしろ嫌悪感を抱くような描写も多々あり・・
キャラクター設定にも全く魅力が感じられませんでした。
紘は、普通過ぎだし、中途半端。
みやこは、何か大きな傷を抱えていましたが、
とりあえず、しつこ過ぎる。
(紘の留守番電話に録音するシーンの変貌振り・・分からない事もありませんが、演出が独特だったので余計に恐怖を感じたし、ストーカーになるのかと思ったりもしました。)
景+京介には悪意は感じませんでしたが・・
最後は、
「結局そうなるんかいっ!」っとツッコミを入れる程でしたw
☆2つ目は、ある日無人駅で出会った
「蓮治・ 千尋」のストーリー。
こっちはすごく好きです!感情移入も出来たし、
ストーリーもキャラ設定も魅力的でした。
千尋は【13時間しか記憶が持たない】【左目失明】という
あまりにも残酷なハンディを抱えている女の子。
だからと言って他の話みたく、明るく生きている訳でもありません。(そこが魅力の1つ)
そんな千尋に惹かれて行く、蓮治。
お互いの趣味を形にして行く事が真実に繋がって行く。
予想は出来ましたが、結末はもっと残酷だと思っていたので
最後予想外の涙が出ました・・。
原作はエロゲみたいですが、
そんな要素は感じませんでしたし、描写もほぼありませんでした。
しかし、
・舞台が分かり辛かった。(震災後の復興地?)
・登場人物に謎があった。(火村・ゆうこ との関係性)
その2つは、ストーリーに関わってるようだったので、
少しでも説明があってもよかったのではないかと思いました。
それとも、そこが魅力の一つだったのでしょうか?
それとも、2期で明かされるのでしょうか?
今の時点では謎です・・
シャフト作品でしたが、私はまだ語れる程作品を観てません。
しかし、シャフト作品は独特の世界観で素晴らしいし、
表現力が尋常ではないです!
他では感じられない物を感じさせてくれます。
この作品に関しては、「人の絶望」の表現が素晴らしかったと思います。
なので「melodies」も続けて観たいと思います!