ポール星人/小っさ さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
何となく観始めて、なんとなく観終えてしまった(汗)
1クールの作品だと思ってたので、深く考えず手を出しましてですね。
元々さほど評価は高くないのは知っていたけど、なんとなく女の子の海賊姿なんてカワイイな~とは思ってましたので軽い気持ちで。
ユル~い感じで、たまにパンツとオッパイも有るヨ~的な奴かと。
そしたら普通にスぺオペだしw
まぁ、ガチのSFと言う感じでは無いですけどねぇ。
笹本祐一ってアリエルの原作者でしたよね?当時はラノベのはしり的なイメージの作家だったので私は読んでませんでしたけど。
感想としては、4クールの作品作りで2クールにしてしまった様な違和感と言うか。
ヒロインの茉莉香が軸ではあるんですが、終盤で父母と娘の物語になりそうな雰囲気にしときながら終わっちゃう訳で。
物語の続きを示唆しときながら終わる作品は多い訳だし、その点は否定はしないんですが。
この作品の場合は茉莉香という女の子の自立を話のメインにしてないから、観てた側は2クールの間にコレは宇宙海賊のこの世界での在り方がメインなんだろうなと感じてたと思うんですよね。
正直、今時のアニメに観てる側が何を求めてるのかで言えば殆どの視聴者が茉莉香のお話だと思うんですよね。
それを軸を定まらずにSFっぽいの見せられてる感覚の上に明らかに話的に面白そうな鉄の髭と母であり元海賊の梨理香の存在と茉莉香に託された宇宙海賊たちの今後の在り方の選択を、どちらも明確にせず終わっちゃうもんで。
アレ~これで終わっちゃうの?的な残念さが半端ないというか。
この作品、絵も綺麗だし結構面白いので視聴はサクサク進むんですよね。
でも、2クール見続けて心に残る不完全燃焼感(汗)
今時の2クール物は確固とした軸で無駄に話広げず2クール描き切るスタイルが多いと思います。この作品が90年代的と言われてしまう所以もここに有るのかと。
個人的には他の生徒との絡みはガッツリ削って奇抜な発想で難局打破する女子高生船長の茉莉香でSF・スぺオペとして話をがっちり固めるか、海賊の娘として変わった環境で育った茉莉香と言う女の子の心情表現厚めでの成長物語にしといた方が無難だったんでは?と思います。
あとOP・EDはホントひでぇw
それと歴代部長の百合関係、いらねぇ(汗)
因みに結局好きなの?嫌いなの??と問われれば、茉莉香いい子だから微妙に好きです(汗)