Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
このコバヤシ少年・・・本当に男の子^^;?
この作品は、江戸川乱歩の没後50年という節目に、これまで執筆してきた作品の一部を舞台を現代に移して描かれたオリジナル作品・・・だそうです(wikiより)
江戸川乱歩、シャーロックホームズ、アルセーヌルパンなどの推理小説は小学生の頃から読んでいたこと、そして監督が岸誠二さんである事から即視聴を決めた作品でした。
その程度の事前情報で視聴に臨んでまずビックリ・・・
こんなに可愛らしいコバヤシ少年を見たのは初めてだったからです^^
飄々として人間臭さが感じられず感情の起伏が少ない少年・・・
個人的には感情豊かな人の方が好み・・・その前に私は男性にその手の興味は全く無いのですが、このコバヤシ少年に惹かれずにはいられませんでした。
中性的、というか最早女性にしか見えない出で立ち・・・
CVが高橋李依さんという事も大きな理由の一つかと思いますが、コバヤシ少年を見ていると妙にドキドキしてしまいました(//∇//)
そういえば、今期は高橋さん・・・大忙しだったのではないでしょうか^^?
がっこうぐらし!のみーくん、それが声優!のフタフタ(双葉ちゃん)役も演じられていましたからね^^
これからの活躍も期待しています♪
この作品は、1〜2話完結で以下の8つの物語で構成されています。
・人間椅子
・影男
・怪人二十面相・芋虫
・地獄風景
・パノラマ島奇譚
・恐ろしき錯誤
・変身願望
・白昼夢
個人的には怪人二十面相の物語が一番好きでした。
人間の感情が生み出す連鎖・・・
一度足を踏み出したらもう二度と戻れなくなるのは分かっている・・・けれど、踏み出さずにはいられない・・・じゃないと・・・
アイツだけは・・・絶対許せない・・・
中には猟奇的な殺人描写も含まれていますが、天才的頭脳の持ち主であるアケチ コゴロウの推理と飄々としたコバヤシ少年・・・そしてコバヤシ少年が心配で堪らないハシバの関係が、程良く中和剤として効いているので、グロ一色という感じではありません。
本来であれば名探偵アケチ コゴロウの推理を堪能する作品なのだと思いますが、完走して振り返ってみると私にとってはコバヤシ少年を愛でる作品だったように思います。
オープニング・テーマは、amazarashiさんの「スピードと摩擦」
エンディング・テーマは、さユりさんの「ミカヅキ」
さユりさんの「ミカヅキ」が格好良すぎです^^
今回も夏アニメのアニソンベスト10を作成しようと考えていますが、間違いなく上位に位置する作品になると思います。
1クール11話の作品でした。岸監督の作品という事もあり安心して視聴できる作品だったと思います。
物語の展開上、コバヤシ少年を色々と魅せるシーンがあるのですが、その中の一つに女装する場面があります。
試着室で着替えてカーテンを開けてそこで待っていたハシバに「どうかな?」と一言・・・。
真っ赤になってしどろもどろになるハシバの気持ちが凄く良く分かりましたよ^^
しっかりと堪能させて貰いました^^