天地人 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:----
イマイチだけど気になるアニメ31
最初に言っておきますが、サイボーグ009の黒歴史と言ってもいい作品です(ファンの方ゴメンナサイ)
当初石森章太郎(現石ノ森章太郎)の構想では、太陽系内での話にする予定だったのを、何を考えたのか東映が宇宙を駆け回る内容に変えてしまったのが、そもそもの間違いの元ではなかったのかと思います。
スターウォーズのスタッフという触れ込みで、ジェフ・シーガルという人物が脚本に参加してるんですが、ホントのところどうだったのか怪しい人で、当時の記憶だと009のファンで参加したという事なんですけど、当初の予定では、事件を解決して地球に戻ってきたサイボーグ戦士が、凱旋パレードをする話にするつもりだったそうで(苦笑)
・・・どうみても、アンタ、009のファンじゃないでしょう(怒)
明らかにホ○じゃないかと思える位、親密な002と004の描かれ方とか、事前の予告等で大々的にPRされていた紫女こと女王タマラが中盤であっさり死んでしまうとか(おいっ)
このタマラなんですが、戦闘中も助けられた後も009のセリフばっか(おい)
挙句の果てには、
「あなたがこのファンタリオン星に残ってくだされば、やがて新しい私達の命が、素晴らしい私達の子孫達が誕生する事になるのです。」
って、直球すぎるでしょう(おいおい)
そして抱き合う二人、そこに003が、修羅場の予感と思ったら円盤に襲われてあっさり死亡(う~ん)
しかし、これくらいはまだましだった事が明らかになります。
敵を倒す為に004が要塞ごと自爆するんですけど、ボルテックスの力であっさり復活って、いいのかこんなシナリオで、ちょっと観客を舐めすぎてんじゃないのって当時思いました(涙)
そんな映画ですが、個人的に評価してる事がひとつあります。
それはジェフ・シーガルの意見(?)を取り入れて、008の顔のデザインを変えた事ですね。
以後の作品が、この008の顔デザインを採用したように、海外の事を考えれば、この変更は009という作品にとって正解だったと思います。
まあ、これだけボロクソに書いてるんですけど、結局サイボーグ009って作品が好きなんですよね。