朝霧麻衣 さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
フルCGアニメなめてました
放送当時、フルCGアニメということで話題になり私も視聴していましたが、今年に入ってBSの再放送で再視聴しましたので、感じたことを書いておきたいと思います。
【あらすじ】
突如海上に出現した「霧の艦隊」は、現代の科学力では作ることが出来ない謎の兵器を使用し世界中の海を勢力下とした。世界各国は圧倒的な武力に太刀打ちすることが出来ずに孤立していき、人類は衰退への道を進んでいた。
そんな中士官候補生であった「千早群像」とその仲間たちは、人間側についた霧の艦隊の潜水艦「伊401」と出会い、霧の艦隊と戦っていく。
【ストーリー】
突如現れた「霧の艦隊」、第2次大戦時の軍艦をモチーフにしいる点や無人の霧の船が人間について探るため作り出した「メンタルモデル」が美少女など、PCゲームの「艦隊これくしょん」とかなり似ています。ですが本作品の方が公開日が早かったようですね。(個人的に艦これを先に知っていたために邪推してしまいました(-_-;))
この作品では一般的に戦闘力が高くない(この言い方は適切ではないと思いますが、純粋な弾薬保有量による火力や作戦における扱いが主力ではないという観点からご了承願います。)潜水艦がどのようにして敵と戦い切り抜けていくのか、といったところが見どころかと思います。それから人間に接することで変化を見せるメンタルモデルが出てきます。その子達の見せるそれぞれの可愛さも中々のものでした。フルCGアニメなめてました(゜o゜)
【作画】
やはりフルCGアニメということで視聴当初違和感がありましたが、何話か見ていると戦闘シーンの迫力に感心しました。この作品内では強力な武器となる超重力砲の発射シーンはもちろんですが、個人的には艦上からミサイルが発射する際に一斉に開閉するミサイルポッドの描写が丁寧でお気に入りです。どのようなジャンルのアニメにも有効とは感じませんでしたが、こういった戦闘シーンが多いアニメには効果的だと感じました。同時期の作品ですと「シドニアの騎士」が宇宙を舞台にしたSFものということでこちらも迫力があってすばらしかったです。
ですが良いところがある反面、キャラの表情に感じてはやはり変化がまだ乏しいかなと感じました。それでもこの作品ではそこは声優さん達の演技で十分フォローできていたと思います。
【音楽】
OPのナノさんの曲がとても格好良かったのでお気に入りです。
【キャラ】
第2次大戦時の軍艦をモデルにしているだけで強烈な個性となりますが、それに加えて各メンタルモデルの性格の違いや思考の違いがキャラにインパクトを与えていました。その中でも個人的には伊401のメンタルモデル「イオナ」がお気に入りです。前半は無表情なだけのキャラだと思っていましたが、感情を表に出すようになると感情表現がストレートになり好印象でした。イオナ演じる渕上舞さんの演技も良かったと思います(*^_^*)
【まとめ】
フルCGのアニメも何話か視聴すると違和感無くなるはずですので、敬遠していた方には是非見て欲しいです。こういったSF要素を含んだアクションの多いアニメのフルCG作品をもっと制作していただきたいですね(*^_^*)