タマランチ会長 さんの感想・評価
2.6
物語 : 2.0
作画 : 2.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
外したなこれ・・・なんともビミョー
あの花実写ドラマをみて、なんともビミョーな気分になったので、すっきり泣かせてもらおうと映画館へ足を運びました。しかし、この映画を見てさらにビミョーな気分になってしまいました。
私は長井監督こそ宮崎駿に続くことのできる監督さんだと高く買っています。その上で話をさせてもらえば、この作品は「不自然」で「都合よすぎ」「無理がある」設定、言動の連続で、全然共感できなかったです。ストーリー展開を優先して、リアリティ(さりげなさ)が犠牲になっている感じです。
自分が変だなと感じたことを列挙していきます。私の疑問を解消してくれる方がいたら、是非お願いしたいです。
・ラブホから出てきた父親を見つけた夢見がちな少女が、母にそのことを告げたことにより離婚、別居となる。父親が出ていくときに「全部お前のせいじゃないか」とか言われたことがトラウマになって声がでなくなる???んなもん不倫現場を娘に目撃される間抜けなオヤジが悪いに決まってるでしょうに。おしゃべりのせいにして言葉がでなくなるより、スケベオヤジを恨むのがフツーなんじゃね?
・担任のふれあい委員の決め方乱暴すぎ。こんな決め方で納得する高校生いるの?今時だめだろこいつのやり方。
・しゃべれなくても歌なら大丈夫?フツー歌はだめでもしゃべるだけならだろ。逆ですよ逆。
・いきなり教室で掴み合いなんかすんなよ!そこで歌で止めに入る主人公??どちも異常事態だよね。その歌もお世辞にも上手いとは言えないのに、「成瀬の歌はうまい」とクラスメイトが絶賛????
・野球肘で腕をつるの?見たことないんだけど。私が知らないだけ??
・主人公いきなりのミュージカル好き、ピアノ弾けるってことが判明!おいおい、都合よすぎじゃね?
・立ち話を偶然聞いてしまう的シチュエーション多すぎ。素人作家じゃないんだから、作品中で使うのはせめて1回だけにしてほしい。
・痴情のもつれから主役投げ出すヤツいるか??やり過ぎだろ。
この映画の出来がよかったら、「細田なんかより長井の方がずっと面白いよ」と知り合いに進めるつもりだったけど、残念無念。次回作に期待。