どらむろ さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
アイドルオタク視点の地下アイドルショートアニメ?低クオリティーだがコンセプトはアリかも
地方のマイナーな地下アイドルたちを応援する二人のオタクが、それぞれ現場応援とネット宣伝、別々の方法で応援していく。
「リアル過ぎるアイドル群像劇」と銘打ってますが、どちらかと言うとアイドルよりオタク視点、という珍しい作風です。
CG作画によるライブシーンが特徴ですが低予算故か一流人気アイドルアニメと比較するのは可哀想です…。
低予算アニメという割り切りが出来れば、4分程度のショートなので観易いです。
{netabare}『物語』
原作者自身がアイドルオタクらしく、マイナーアイドル(の卵)たちを熱烈に応援する心情や方法論を扱っています。
アイドルたちの葛藤や成長といった群像劇要素も少しはあり…
ますが、いかんせん尺が4分程度しかなく、あまり話が深まる前に終わってしまう印象。
よって既存のアイドルアニメのような「アイドルたちの群像劇」期待していると、微妙に肩透かしをくう感じ。
本作の持ち味はアイドルオタク二人のアイドル応援に賭ける情熱や心境をリアルに描いている事か。
…なるほど~。
いやしかし…正直、ガチなアイドルファンでは無い私には、あんまり興味の無い世界なので。
多少は興味深いかな~、とは思ったです。
(本編おまけのアイドルオタク用語解説が中々面白かった)
一方、地下アイドルたちの群像劇も進行。
どちらかというとメイクアップガールズを思わせるドラマ…
だが、尺が短くて物足りない感じ。
でも、特に不愉快な展開は無いので、素直に彼女たちの頑張りや心境の変化を見ていくだけでも、そこそこは楽しめました。
総じて
アイドルよりもファンを描いた珍しい作風
アイドル群像劇として物足りないが、最低限悪くは無いかな?(良くもない)
…低予算アニメですが、4分弱×10話視聴した価値はありました。
『作画』
ライブシーンはCGですが、人気アイドルアニメには到底かないません…。
けれど最低限の可愛さはあったのでは。
低予算と割り切れば、割と好意的。
…近年の作画向上は著しい。本作も10年以上前ならば、一定の評価されてた可能性も?
放送時期的に、相対的に評価落ちてしまう。
『声優』
マリ子の伊藤美来さんは「普通の女子高生がろこどるやってみた」に続き地方アイドルですな♪
伊藤美来さん…ローカルアイドル…ろこどる…なにゃこ…うっ。
(私の中では伊藤美来さんすっかりなにゃこの人という認識)
内田彩さん、渡部優衣さんも良い感じ。
楠田亜衣奈さん、梅原裕一郎さんの好演も中々。
『音楽』
ライブシーンや主題歌など、特に悪くは無いが特に印象に残ってない。
『キャラ』
自宅に籠りひたすらネットで宣伝する「在宅派」すう子
現場で応援団を指揮し熱烈応援する「現場派」リュウサン
二人の対照的なオタクの生き様、しっかりと見せてもらった!
…まあ、あまり関心はありませんけど。
モブのオタクたちの存在感も中々。
アイドル達は皆可愛かったですが、尺短くあまりドラマは伝わらなかった。
やっぱりマリ子ちゃんが一番好きです。
ビジュアルも、中の人も…。{/netabare}