えこてり さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
政治・軍事・人権等に固執してしまう人は注意
あにこれでの評判がかなり良いのでずっと気になってました。
キャラデザが苦手なのと4クールという長さで敬遠していたのですが
連休で暇だったので一気に観ることにしました。
20話まで視聴、ちょっと一息入れたくなったので備忘録的に書き込みを。
・世界の1/3を制圧してるブリタニア(英国)がツァーリズムで日本をナチズム支配、他国はEU、中華、日本が実在の国旗。
・国内のゲリラ、反乱分子が総じて微妙
・主人公がブリタニアの王族
フィクションなのは重々承知してるのですが、戦争政治モノって
シリアスになれば成るほど政治家や軍人の行動が整合性とれてないと
納得できないタチなので現段階ではその点が気になるです。
今のところ感情移入できてるのはカレン
あまり政治的軍事戦略的なことはさほど気にせず、
今後はちょっと視点を変えて観てみようかと思います
良い意味で裏切ってくれるよう期待を込めて自分に中間報告!
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2015/09/24 追記
全25話、R2も8話まで観賞しました。(批評じみてるのでご注意
まず最初に自分が間違っていたのは、各話冒頭の説明により
科学が発達した遠い未来の地球が舞台だと思い込んでしまっていたことだ。
人類の歴史は大雑把に言えば過去も現在も、そして未来もパワーと利益が全てであるから、
例えば一個人が超能力を使って重要人物を支配しても、
先進国ならば淘汰されて代わりが務まる人物が出てくるようなシステムになっている。
一国の宰相や将官を暗殺や洗脳しても無駄なのだ。
「天才超能力少年が大国を打倒しようする」という物語にした以上、
例えば国体を絶対君主制の差別主義国家にした上で無数の無理が発生しなければならず、
そのしわ寄せが津波のように主役から一般市民キャラまで呑み込んで心理的プロットがぐだぐだになってしまっている。
簡単に言うと、みんな手のひら返したように思考や行動がコロコロと変わるのだ。
戦いである以上、犠牲者は大量に必要なのだが、これでは戦死者や犠牲者が浮かばれない。
あまりにも無駄死にや犬死にが多すぎる。
たしか中華国に政治を牛耳る十宦官とかが出ていたので、
三国志ぐらいの時代レベルだと考えるとちょうどよいのかもしれない。
以上のようなあまりプラス要素にならない先入観に自分が支配されていたために、
感情移入できないまま終わってしまった。
本来この作品の良いところは別にあり、息もつかせぬ展開だったり主人公の絶対的なかっこよさだったりするはずで、方々の感想を拝見すれば一目瞭然だ。