Hiro21696 さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
青春群像劇
です。映画の略称(ここさけ)
注意:ネタバレのないように書いているつもりですが、人により感じ方に個人差がありますので未視聴の方はそれを踏まえた上でお読みください。
あにこれβ民の皆様には説明不要かもしれませんが、あの花(あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。)スタッフが再集結して作ったアニメーション映画です。
そして毎度お馴染みの来場者特典は公開初日より先着77万名様にプレゼント、劇中に登場するある物のプログラムです。
最初貰った時は意味が分かりませんでしたが、終わってから見ると『あぁ〜なるほどコレが例の物か』となる代物です。
サイズがB5とそこそこデカイので綺麗に持ち帰りたい方はクリアファイル必須です。
本編の感想としましては『そっちで来たか』という感じですね。
本編を視聴するにあたり、あの花全話とここさけTVCMと西武プリンスドームでの始球式を見てから臨みましたがお話の系統が違います。
あの花が感動系だとするならばここさけは青春系で、泣けると言うよりはうんうん、そうそう、わかるわかる、という例のあの感じです。
人によっては変な涙といいますか変な汗が出ますのでご注意ください。
物語自体は青春系なのですがキャラの背景が結構ヘビーで中学生以下が視聴するのはどうなのかなと思いました。
そして今作の見所はTVCMにもありましたが、主人公が喋らないことです。
主人公の成瀬 順は物語冒頭のある出来事で話せなくなるのですが、こんなに喋らない主人公は初めてです。
その分ジェスチャーや表情は豊かですが、おそらく台本にも!とか‼︎とか⁉︎しか書いていないのではないでしょうか?
それ程なかなか喋りません。それでも物語が成立する不思議が面白いですね。
喋れないながらも頑張る姿はやはり主人公だなと感じずに入られませんでした。喋れないのにどうやって話が進むのかについては直接ご覧ください。
作中に出てくる曲もどこか懐かしく音楽の力を改めて感じました。
高校生特有の悩みや不安、普段言いたいけど言えないこと、何か考えているようで考えていなかったあの時、誰しもが通る道のあるあるなど、そうゆうものが沢山詰まっていて映画視聴後に少し叫びたくなるオススメの作品です。
今の季節にもあっているので是非お早めにご覧ください。