シャベール大佐 さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
全体的にやや物足りない印象
ある日突然、東京銀座に異世界へ通じるゲートが現れ、そのゲートの向こうの、ドラゴンや魔法使いなどがいる未知の世界に自衛隊が赴く、といったストーリーのファンタジー作品。
基本的に自衛隊のほうが異世界の勢力よりも強い設定なので、作品のタイプとしては、発展した国の人間が未開の地に行く、あるいは現代の人間が過去へタイムスリップするなどして、進んだ知識や道具の力などで活躍したりするような系統の、正直それほど珍しくはない図式の話のように感じました。
戦闘シーンは、自衛隊と異世界側で実力差がかなりあるので、盛り上がり具合には観ていてやや物足りなさはありました。また、日本と他勢力との間の政治や外交の駆け引きを描く部分もあって、そのあたりの描写もそれほど面白いとは思いませんでしたが、中盤での国会のシーンなどは嫌いではなかったです。
主人公はオタク趣味の自衛官で、異世界の美少女キャラに囲まれるハーレム要素もありますが、個人的には印象に残ったキャラは死神ロゥリィくらいで、それ以外はやや地味だったような気がします。
最後まで観終わっての全体的な感想は、つまらなくもないけれど特に面白いわけでもないといったところです。分割2クール作品というこで、最後は中途半端なところで終わりますが、来年1月からの続きは観ようと思います。