コンビーフ さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
自業自得だろ
【良い点】
・ウザキャラの末路
・音楽
・ストーリーのテンポ
【悪い点】
・若坊主
・キャラの立ち位置
・説明不足
思わず一気見してしまいました。ストーリーのテンポがいいため、飽きることなく見ることが出来ます。ただグロ注意です。
原作はあの小野不由美さん。アニメは漫画版に準拠しているため、原作とやや相違がありますがほとんど一緒です。夏野くんが活躍しましたアニメは。
うまく人間の心理描写を描いていると思います。ようは、窮鼠猫を噛むというやつです。
屍鬼に追い詰められた人間たちは、その屍鬼より危うくなるというのがこの物語のテーマでしょうか、見ていてそう感じました。
ただ理解できないのがやはりこの屍鬼たちです。
{netabare}この物語に登場する屍鬼は吸血鬼に似ています、というかそれだと思います。吸血鬼を題材とする物語では、ほとんど吸血鬼は人間の上位種として描いてます。
通常より秀でた視力や嗅覚、また身体能力の向上など作品によって様々です。まあ、屍鬼も暗視力という点だけ、人間より秀でていた見たいですが、ならもっとうまい方法があったはずです。
そもそもスナ子たちはなぜ村を征服しようとしたのか理解にかけます。輸血パックをパクって飲めばいいだろと、終始思いました。人間は豚の肉を食べるとき、一切れずつ豚から取らないだろ、豚を殺してからとるだろ。と武藤の坊ちゃんが作中言ってましたが、そりゃ一切れずつとっても豚は死ぬからです。しかし、血は違います。誰でもわかることですが、血はまた増える。なのに我慢できず吸い、殺してしまうとは馬鹿にもほどがあると思います。仲間を増やすにしても、もっと上の立場の人間から暗示をかけていくとか、方法があったでしょう。それで失敗して、「助けて!」とかざまあみろデス。あと、人狼たちが彼女に従うその理由も説明不足です。
スナ子と若坊主が生き残ったのは腹が立ちました。殺されれば良かったのに。
この作中で、正しい行動をしたのは夏野くんだけだったかと思います。{/netabare}