keylove さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
極上ハーレムストーリー、と、女同士でもツンデレ全快なのが最高!
これは一期の僕は友達が少ないを観てからじゃないと何もわからないので、それを絶対に守って観てくださいね。
もし観てない人がいたらです。
一期のレビューで詳しく書いているので、声優さんたちのことについてはそちらを参考にしていただければと思います。
一期でも二期でも共通して言えるのは、友達を作るためにいかにして毎日を過ごすかっていうこと。
そのための「隣人部」なのですから。
ただ、一期でももちろん漂わせていたのですが、この物語の主人公。
羽瀬川 小鷹(はせがわ こだか)が隣人部の女生徒たちからどう見られていて、どう接していくかという要素が強くなっています。
こういうラブコメになくてはならない要素、不器用で愛想は良くなく、自分はモテるなどという事とは無縁だと思っていて、それでいて誰にも優しい。
それがこの羽瀬川 小鷹。
そしてそれをとりまく隣人部の部員たち。
友達がいないという理由で集まっている部員たちですが、実はそれぞれにあまりにスペックが高くて、女性としては超一流とまで言える容姿と可愛らしい性格、もちろんツンデレ要素は満載ですが、誰一人として魅力のない女性はいないという設定。
これでラブコメにならないわけがない。
それとお約束の、誰もが自分の想いをストレートに表すことができないというもどかしさ。
すべてが詰まっています。
それでいてイライラしないのは、やはり物語のテンポの良さでしょうね。
ギャグもなかなかストイックな面もあって、笑わせようとしていない場面で爆笑してしまったり、にやけてしまったりです。
そして、もう一つの要素は、女同士でさえ自分の気持ちをストレートに表せないという可愛らしさでしょうね。
特にある意味で本当の主人公の
三日月 夜空(みかづき よぞら)と柏崎 星奈(かしわざき せな)の関係ですね。
これは必見だと思います。
この二人はいつもいがみ合っているような関係で、どちらも気が強くてプライドが高い。
それでいて、とても純情なんですね。
だからこそお互いに友達だと声に出して言えない。
本当はいなくては困るのに、それを相手に伝えられないっていう関係なんです。これが、ただのラブコメと違う魅力というか、飽きさせない要素でしょうね。
この二人の関係はとても気になるし、ある意味で応援したくなります。
男女という関係を超えた、友達、いや、親友に素直になってほしい!
って心から思います。
ちょっとこの作品を通して記載して起きたいのですが、アニメ作品に何を求めているか(この作品は実写化されていますけども)
ということ。
もちろん、シリアスで難しくてそれでいてリアルな心の描写。
そんな、漫画みたいなことじゃなくて実際にあり得る心理の積み重ね。
それって良いと思いますし、名作と言われているアニメ作品に、それは多く描かれていますよね。
でも、それだけでアニメ作品を楽しめますか?
そんなの、安っぽいドラマで表現できませんか?
アニメだからこそできるような表情の変化やオーバーリアクション、キャラの萌えの要素なんかって重要じゃないですか?
この作品もそうなんだけど、やはりそういうところを思い出させてくれるというか、アニメ作品だからこそ観る価値があるっていう爽快感をやはりアニメで味わいたいなって思います。
もちろん、泣けるアニメにしたってそうなんだけど、そのキャラに惚れて惹かれて、はじめて感情移入ができる気がするんです。
それを妙に難しく描く作品をあまり好きになることが個人的にはできません。
話はそれましたが、この作品に限って言えば、間違いなく考えずにストレートに観る側に伝わってきます。
そのキャラが何を思い、何を感じているのか。
この作品が何を描きたいのかということが。
それだけでも観る価値はあると思います。
僕はこの作品に大きく評価をつけたいですね。
他の好きな作品と比べて、多少引いてあるところはありますが、音楽を除けばほぼ満点だと思います。
あ、ちなみに、各エピソードの題名にはかなりわざとらしいパクリがあるのでそれもチェック。
物語で満点を付けていないのは、これには続きがあるんじゃないのかな?
ってことでです。
こういう終わり方もありだけど、続いてくれてもそれはそれで観たいと思うので。
ということで、観ていない人には、かなりオススメします!