keylove さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
言いたいことはわかるけど。ちょっと補正させてください!!!
※補正
あまりに、安っぽいドラマと云々と書いたことが自分としても残念です。
ファンの方が多くおられるこの作品に対して書くことではなかったと思っています。
ごめんなさい。
下記はそのまま残しますが、この作品が名作であるということは認識していますし、それを否定するつもりは毛頭ありませんので、ご了承ください。
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自分の心境がこれを観た時とマッチしてなくて、あまり良い評価ができていないのなら、ファンの方には申し訳ないです。
個人的には酷評を書きます。
これも評価が高い作品ですね。
製作はP.A.WORKSで、クオリティーはたしかに高いと思います。
アニメーションとしては。
ただ、ストーリー展開なんかは、何を求めているのか?
もちろん青春というテーマがあって、その主題として音楽がある。
それはわかるんですけど、ここまでややこしくする必要があるのかな?
って。
ややこしいというのは、ちょっと語弊があるかもしれませんね。
ややこしくないです。
ストレートではあるんです、人々の感情や友情や希望や壁にぶつかること。
その全てがストレートに描かれています。
その部分をどう受け止めるかで、この作品に対する評価がかなり変わってくると思います。
ある意味で、アニメという枠を超えている、もしくはアニメでなくてもいいとさえ思いました。
そういう作品は多数あるんだけど、この作品は一つ一つがくどい、ってさえ思える。安っぽいテレビドラマのように、展開が読めてしまう。
それでもいいのかもしれない。
でも、これでは観る側に何を求めているのかわからないような気がします。
もちろん、恋愛やギャグや感動やファンタジーがなくても良い作品は良いって思うし、学園ものは個人的に好きです。
それは、萌えだとか展開の早さだけではなくて、ちょっとした感情を上手く描いていたり、爽やかさを演出していたりといろいろあって、それだけを描いていても素晴らしいものは素晴らしい。
ただ、この作品には何か不満が残ります。
音楽をもっと強調していて、そういう部分で感動というか楽しめるものなのだと思っていましたし、その通りの謳い文句でもあるはずです。
でも、それを大切にしているか?
っていうと、確かに音楽に向き合う人々の感情は描いていたかもしれないけど、実際にこれを観た人が音楽を楽しめたかどうかと言えば疑問です。
もちろん、声優さんたちも、歌が上手いとされた人ばかりで、コンセプトに合っている配役でもありましたし、実際に歌のシーンでは感動もありました。
でも、それに付随するテーマが重過ぎるし、掘り返し過ぎだって思ってしまって、素直に音楽を楽しめませんでした。
音楽を楽しむ。
音楽、音を楽しむ、ということをメインテーマにして伝えたいなら、もっと観る、聴く側の人間の身になって作品を作ってほしかったです。
これじゃあ、本当に今の日本の安っぽいドラマみたいにしか思えない。
それに、理事長がムカつく!!!!!!!!!!!!!!!!
殴ってやりたい、屈辱を味あわせたい、引き摺り下ろしてやりたい、とさえ思いました(笑)
まあ、それを鑑みると、大人という世界と、子供という世界を分けて考えすぎってところが見えて、大人になると夢を失って、現実しか見ないで生きなければならないっていう、人に対する偏見のようにさえ思えた。
こういう大人になりたくないって本当に大人ながらに思いましたね。
ムカつきました!
アニメでこれほどムカついたのは久々です(笑)
その部分では、主人公たちに感情移入していたのかもしれませんね。
頑張って、失敗して、挫折しそうになって、それでも涙を流してでも頑張って、何かをやり遂げようとする気持ち。
そんなの、歳を取ったって大人になったって持ってる人は持ってる。
それを第三者的に描いているところが嫌いです。
ネタばれなんかはしませんけど、もう少し軽いタッチでキャラの良さだとか作画の良さとか音楽の良さを感じさせてほしかった。
思わず、熱くなってしまうぐらいに、酷評を書きたいって思います(笑)
で、肝心の声優さんですが。
下記に登場人物と合わせて紹介しますね。
宮本 来夏(みやもと こなつ)-瀬戸麻沙美さん
これにメインヒロインとかの設定があるのかな?ってさえ感じる作品だけど、しいて言えば、この子でしょう。
声楽部に所属していたのですが、ある失敗がきっかけで、顧問の教頭から、音楽の才能がないと言われ、声楽部を辞めて自分で合唱部を作ります。
よって、合唱部の部長です。
ドジキャラなので(作画も一人子供っぽい)もっと湧かせてくれるかと思ったんだけど、ちょっと中途半端な気がしました。
この作品は合唱部がメインなので、もちろん合唱部全員がメインキャラだと言えます。
cvの瀬戸さんは、ちはやふる、ウィッチクラフトワークスなどで活躍していますね。特技はピアノ、歌、などですからうってつけですね。
そして
坂井 和奏(さかい わかな)-高垣彩陽さん
主人公の一人です。
この作品では大きな役割を持っていますね。
本来なら、こちらがメインであってもおかしくないです。
音楽を作っていた母。
今はなき母。
そのせいで、和奏も音楽から離れることになります。
でも、来夏に無理やり合唱部に誘われたこと、その他の人たちとのやり取りで、音楽を自分でも作りたいという風に考え、音楽をもう一度やってみようという気になっていきます。
cvの高垣彩陽さんは、そらのおとしもの、機動戦士ガンダム00など多数で活躍されています。
大学では声楽部を卒業して、ソロ歌手としても活躍されている、歌の上手い声優さんの一人ですね。
そして
沖田 紗羽(おきた さわ)-早見沙織さん
学校では弓道をしていて、来夏の友達。
家はお寺で、小さい頃から一緒に育っている愛馬に未来を見つけ、騎手になりたいという夢を持っています。
cvの早見さんについてはもはや書くことがないほどに名作にたくさん出られていますし、魅力的な声は誰もが好きだとさえ思います。
そして、歌の上手すぎる声優ということでも有名ですね。
あと二人、男子もいるんですけど、割愛します(笑)
もちろん重要な役割を担っていますし、外せないキャラたちなんですけど、個人的にはあまり説明するほどでもないかと思いましたので。
ちなみにcvは島﨑信長さんと花江夏樹が担当しています。
それぞれ、チェックしてください。
かなりの良作に出ていますよ。
最初に書きましたけど、たしかに良質なアニメだとは思います。
ロケーションや作画、キャラデザも良いです。
でも、それだけで、他に伝わるものがそれほど強いとは思いませんでした。