スナドリヌコ さんの感想・評価
2.8
物語 : 1.5
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
10年後観たら評価変わってると思う(悪い意味で
モーニングで連載中の山田芳裕 著「へうげもの」の細川忠興のような作品。
利休を尊敬するあまり屋敷を利休好みの真っ黒にしてみたり、狭い茶室が理想と利休が言えば茶会でたたみ半畳の立って飲む場を設けてみたり全ての面でやりすぎが目立つように感じる。過ぎたるは及ばざるが如し
暗い生い立ちのヒロイン、こった世界観、非合法な仕事、そこらへんの要素をしっかり積み上げてるのは作品のリアリティや重みを出すためのはずなのになぜか繰り広げられる蛇足トークで全て無駄になってるように感じる
足すことは出来ても引く事が出来てない作品
ビバップはルパンや探偵物語、その他映画のエッセンスを一度詰め込み必要ない部分を削ぎ落としたから「カッコよさ」だけを抽出できてる
甲殻機動隊SAC(一期)はゴーストインザシェルで評価された世界観や表現を踏襲しつつ一般向けではない押井の台詞回しや思想を噛み砕いて解り易くしたからこそ一般人にも受け入れられ不動の評価を得た
スイカに塩を掛けるのはスイカの甘味を引き立たせるため
スイカに砂糖をかけるのは甘味が欲しいだけ