ポール星人/小っさ さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
コレも個人的には視聴が捗らないです
私は過去作品は時間の許す限り一気に観ちゃう方なんですが、これは数日掛かりました(汗)
どうも私は1話完結タイプの作品はホントに苦手な様で。
でも直近で観たごちうさ同様、コレも作品として嫌いかと言うとそうでは無くて。
徹底的にいい意味でヌルくて柔らかい世界と登場人物、興を削がない程度のベタな笑いと突然挟まれる美談。
真面目な話、絶妙なバランスの上に成り立った作品だと思いましたです。
特にアクアという星の開発の歴史の過程の話が所々に出てくるのが巧かった。特に12話は思いがけない感動が有ったと言うか。
正直、観始め序盤は美しいビジュアルと棘の無い登場人物で敢えて物語を紡がない斬新なコンセプトだけで勝負してる作品という偏見もって臨んだんですが。
退屈でこんなの観てらんねぇよ(汗)という閾値の限界線を巧妙なサジ加減で見せつつ、他の劇的な物語の展開ではサラッと済ますような出来事を音楽も含めた品のある演出で盛り上げてるというか。
作り手というかベテラン監督の手腕の為せる技よね~と感心しました。
普通に考えたら、こんな路線が数期に渡って長く愛されるなんて奇跡としかいいようが無いと私なんかは思うんですよね。
本音言えば私の大好きなタイプの作品では無いんですが、眺めてはいたい世界というか。なんとも複雑な印象ですw
連続視聴は何も無さ過ぎて逆に疲れるけど、コレを週一話だったら何クールでも心地よく観てられる気がします。
それにしても出てくるウンディーネさん達の天然度合いがどんどん上級化していく様は強烈というか(汗)
ユルユルとした物語と言うより畳み掛ける天然の嵐に視聴断念する人の方が多いんじゃないのとか思いました。私は好きだけどw
私はウザカワイイ子が一番好きなので、そう言うキャラが居なかったのはちょっと残念。
それとアリア社長とゆゆゆの牛鬼は有名ですが、夏凛の勇者姿って一話のアイちゃんのカッコにかなり近い様な(汗)