伝説のししとう さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
最終話までしっかり見て欲しい作品
P.A.WORKS10周年記念作品であり、
P.A.WORKS初の完全オリジナル作品。
このアニメが成功しなかったら、「SHIROBAKO」はなかったかもしれません。
◎物語
NHKの朝の連続ドラマに出てきそうな内容。
2クール全26話、安定して面白かったです。少々盛り上がりにかけますが、一つ一つのエピソードがしっかりできていて、飽きずに楽しむことができました。誰にでもオススメできる作品です。
{netabare}私が一番心に残ったシーンは、最終話での緒花の雑巾掛けのシーンです。1話では泣きながら廊下の雑巾掛けをしていた緒花でしたが、最終話では"自ら"出発の時間ギリギリまで雑巾掛けをしていました。
このシーンが全てを物語っていると思います。主人公である緒花の成長をずっと見守ってきた私にとって、緒花の姿は非常に感慨深いものでした。
ストーリー上、不満点を挙げるとするならば、緒花と孝ちゃんの恋愛についてです。
てっきり眼鏡の女の人や、徹さんがもっと関わってくるものだと思っていたら、うやむやにされ、最終話であっさり孝ちゃんENDになってしまったのが少し残念。
もう少し詳しく掘り下げて欲しかった気もします^ ^{/netabare}
◎作画
安心と安定のP.A.WORKSですね。ころころと変わる緒花の表情変化も良かったです。
◎キャラ
メインの3人(緒花、みんち、なこち)以外にも、個性豊かで魅力的なキャラたちが揃っています。まあ私は緒花ちゃん一択ですが^ ^
{netabare}ただ、みんちだけはどうしても好きになれませんでした。緒花、なこち、結名がそれぞれ人間的に成長しているのに対し、みんちだけは成長が見られなかったように思えます。終盤、徹の気持ちが緒花に向いていることが分かった時のみんちの態度にはイラっときました。後で緒花に謝る描写があれば良かったんですが…
後、「ホビロン」は必要だったんでしょうか…「ぼんぼる」はまだいいとしても「ホビロン」はちょっとね…{/netabare}
◎総評
多少の不満はありましたが、それ以上の魅力がこの作品にはありました。
タイトルの「花咲くいろは」には、“いろはにほへと”(色は匂へど)のいろはと、まだ色に染まっていない緒花たちが、これから色づいて花咲いていくという二つの意味があるらしいです。
自分もぼんぼらなきゃ!