退会済のユーザー さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
タイトルなし
昔観た時は微妙だったイメージがあるんだけど、今観てもやっぱり微妙だった。
今回は京都という舞台を絡めたミステリ色強めのお話なので、体感時間が長く感じる。というか実際、長かった。
個人的に気になったのは、作画の色彩が変わっていることと、バイクでの追跡シーンがCGだったこと。この二点により、TVスペシャル感が増して、映画っぽさの薄い作品になってしまった気がする。もっと映画っぽさが出てたら、上記の体感時間の長さは解消されていたかも……。
それにしても今回は、アクション面も含めてリアリティーの欠如が著しかったのが残念だ。
コナンが、服部を狙った犯人を追う為に林の中を突っ切るシーンにしても、その後のバイクでの追跡シーンにしても、博士の発明でもなんでもないバイクであそこまでの立ち回りにはやや閉口せざるをえない。
たぶん、従来よりもアクション性に乏しいことをスタッフも承知していたからこそ、要所のアクションは派手に魅せようと考えたのかもしれないけど、これはちとやり過ぎではないかなぁ。
終盤の矢の上を駆けのぼるシーンにしても、道場の師範相手に真正面から勝っちゃうところにしても、なんだかなぁと。
そしてスルーできないのが、犯人の門下生な。仮にも剣道を嗜みながら、女子供を手にかけることに全く躊躇いを持たない門下生があんなにいてたまるか。こええよ。
服部平次が主役で和葉がヒロイン、そして一時的な新一化と、目玉要素は多かったものの、全体的にやや退屈さもあったので、今回は不評ということで。