ナルセッチ さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
キャラと声優が良い感じ だったが終盤の展開が微妙
茉莉、蒼乃、真名とヒロインがみんな魅力的で、
序盤から中盤にかけての掴みはいい感じだった。
中盤からのシリアス展開もどうなるか楽しみだんだんだが、
茉莉の心理が腑に落ちずもやもやする。
{netabare}
・蒼乃は依人と一緒にいられればそれでいい
・依人は本来存在しない自分は消えるべきだと感じる
↑ここまではまあわかる。
・茉莉は
依人の気持ちを汲んで依人を消す
↑まあわかる。
蒼乃を人間に戻す。
↑ここがわからない。
過去に殺された依人が擬似的に甦らされたのが間違いだという理由で消えるの
が本来あるべき形なら、
過去に自殺した蒼乃が戻るべき本来の形は依人と同じく消え去る事なのでは?
どちらも既に死んでいる存在なのに何故蒼乃だけが人間として
蘇る事が「本来の姿」という事になるのかがわからない。
女としての感情優先なら理不尽でも依人を存在させ続けるだろうし、
夜禍はOKだが紙に記憶を植え付けるのは許せないというのもイマイチ
感情移入しづらい。
まあ細々とした理屈はすっ飛ばすとしても
自分の感情を押さえつけてでも正しい選択肢をしたという話にも感じられず。
感情を暴走させて理不尽さを貫くわけでもない。
誰が救われたのかがわからないのでスッキリしない。
ヒロインがみんな魅力的だったのに真名も救われず
残念な感じで終わってしまった。
{/netabare}