退会済のユーザー さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
すべてに良いバランスです
サイバーパンクSFと言うには昔ながらのハードさは無く、ハリウッドフィルターによってエンターテインメント化された今風の雰囲気で「まろやか」に仕上げられています。
ロボット戦闘モノとして、美少女格闘モノとして、AI知能擬人モノ、異文化接触、ほんのり恋愛などなど、程よいブレンドがとても心地よいバランスで楽しませてもらえました。
少々欲を言うなら、優秀なシステム保安要員、型ハズレの地上調査員エージェント、ディーヴァに何度もハッキングをしかけているスーパークラッカーの3者が組んでのディーヴァとの戦闘は、もっと圧倒的な痛快さで圧勝する部分も含めてもらえると嬉しかったですね。 宇宙戦では片りんがあるのですが・・・地上戦での最強チームアピールが弱い気がしました。 最終的には力技で決着となるのは戦闘シーンとしてやむを得ないのでしょうけど。
バランスが取れすぎていて、逆に突出した何かが欲しくなる作品でした。
追記:
「楽園追放」のタイトルからして、アンジェラが主人公であり、彼女の成長がストーリーの縦軸となっているのは当然の事ですが、ディンゴ、フロンティアセッターも相互作用での成長が描かれても良かったのかもしれません。 特に旅立つフロンティアセッターのためにアンジェラもディーヴァに埋もれていた音楽アーカイブをプレゼントするとか。 そうすると、エンディングでは鼻歌調の主題歌独唱ではなく、フルオーケストラを従えたオペラ調の・・・ うん、それはやりすぎですね。(笑)