ポール星人/小っさ さんの感想・評価

4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態：観終わった

確かに潔癖な人にはキツいかも

　勧められたので試しに観始めてたんですが、気に入ったんで一気に観ちゃいました。私は潔癖でも無ければ既に妻子持ちのオッサンですので、コレ楽しめました。
っても流石に一話冒頭のヨダレへのファーストコンタクト時はウホっとなりましたけどw

　正直観始め当初はヨダレ以外の物でこの不思議な恋愛関係を成立させるものって有るんじゃないの?と思ってましたけど、意外とコレがギリでアリな気がするのは私が変態属性アリという事なんでしょうか(汗)
下セカのアンナ先輩のアレの場合は完全アウトだと思いますけどw
まぁ見た目麗しく美しい高校生の恋愛の形では無いにせよ、この作品でのヨダレと言う物の判り易い位置付けは最終話のお姉さんの高校時代の思い出話で表現もされてましたし。
まぁ、最終話でってのも遅いかもしれませんけど。
アニメにおけるフェティシズムの表現の限界点としては私は否定しないです。
まぁぶっちゃけ恋仲になりゃ唾液がどうのなんて・・・ねぇw
恋愛とは別の母子の関係では赤ん坊が鼻詰まったら吸って出すなんて事は普通に有る訳で。
まぁ専用の吸引器ありますけども(汗)

　そう言うヨダレという物に対する見解次第で、この作品アリか無しかと言うのは分かれてもショウガナイと思いますので私も特にお勧めしないですけど。
私的にはそこは受け入れたので、とてもラブコメとしてコレ気に入りました。お気に入りの棚に入れるか迷う位に。
ヒロインの卜部さんがぶっ飛んだエロい子だったら下品なギャグにしかならないところですけど、ミステリアスでありながら絶妙な乙女具合な設定ですからとても私的にはツボでしたw
１話目から鞄とシャープペンのUFOの飾りをアピールした絵作りにしてたのも上手いと思いました。もしかして宇宙人?とか思って観てましたもん。
主人公の椿も、自分も高校時代はそんな感じだったよなぁという共感持てるタイプでイイ感じだと思います。
私はぶっちゃけアニメの恋愛物観ると自らの不遇な青春を思い出し"爆ぜろリア充!"と年甲斐も無くイラつくタイプの小さい人間ですが、この二人の関係は"最期まで添い遂げられるといいね～"とユルい目で観ちゃいました(汗)

　絵面で露骨にエロは出さないけど紛れも無くエロいしそもそもヨダレという要素がキツい作品とは思いますけど、他の肯定派の方同様私もこの作品は恋愛物としてとても好きです。
卜部さんの声の件で結構意見分かれてますけど、私はアレでまぁまぁ良かったと思います。他のプロの声優さんに対して声質が浮いてましたけどね。
(考えてみると別作品ですが屍鬼のGACKTは馴染んでて巧かったすね)

　原作も80～90年代らしき舞台設定との事で携帯すら出てこないというのも、私ら世代には絵柄も含めて懐かしい感じ。
意外と視聴対象は高いトコを設定してたのかもですね。