「Witch Hunter ROBIN-ウィッチハンター・ロビン(TVアニメ動画)」

総合得点
66.1
感想・評価
206
棚に入れた
1311
ランキング
3015
★★★★☆ 3.6 (206)
物語
3.6
作画
3.7
声優
3.6
音楽
3.6
キャラ
3.6

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ネタバレ

Lovin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

観た感じ

■概要{netabare}
 原案:矢立肇、村瀬修功

 監督:村瀬修功
 キャラクタデザイン:高橋久美子
 制作:サンライズ
 話数:2クール全26話

 OP:「Shell」
   by 葉菜(Bana)

 ED:「half pain」
   by 葉菜(Bana)
{/netabare}
■感想
 DVDを視聴。WitchをHuntする話。

 15歳の少女のロビンと、その少女が関わる組織の人間関係が描かれる。

 まず私にはボキャブラリーが無い。なので「クラフト」と言われて真っ先に思い出すのがチーズなのだが、この作品で言う「クラフト」とは炎のことだ。ウィッチクラフトワークスを観たので「クラフト」と言う単語に違和感は持たなかったが、そんなレベルの視聴者が書くレビューだと言うことをご了承頂きたい。

 15歳の少女である主人公のロビンが何故このような仰々しい組織に属しているのか、その事実は終盤で明らかになるが、フランケンシュタインを連想させる髪型にデザインされた理由は明らかにならない。その彼女が所属する組織「STN」とは、人間が所持するべきではない特殊な能力を持つ「ウィッチ」が起こす事件を扱う。

 前半はSTNJ(STNの日本支部)の仕事振りを中心に描かれる。刑事ドラマのような展開だが西部警察のように事件解決後にコニャックで乾杯、と言うようにスッキリすることは無く後味の悪さが残る。毎回ではないが、事件解決後にSTNJのメンバーが訪れる、HEROで言うところのマスターが「あるよ」と言うバーのような店もある。この作品のバーのマスターはおねぇだが。

 後半はある事件をきっかけにロビンの立ち位置がハント「する」側からハント「される」側に追いやられてしまう。その結果、ロビンの活動拠点もSTNJからアンダーグラウンドに変わる。そしてその発端の事件に登場する老婆を巡り男達が血で血を洗う抗争を繰り広げる(正確には老婆の残したものであるが)。また、ウィッチに関する研究者が残した記録を目にしたロビンが、自分自身の生い立ちについて追求していく。

 作風は終始ハードボイルド。キャラクタデザインもリアリティを追及したもので、不必要に瞳が大き過ぎたりしない。カウボーイビバップのEDのようなブルースのOPとEDも作風には凄く合っている。Wikipediaにもあるが、サンライズの代名詞ともいえる有人型ロボットは一切登場しない。

 そんな作品なのでツッコミどころを探したりしないで観ていたが、第10話のバーのカウンターでロビンが氷を砕くシーンで冷や汗をかいて我に返った。そしてSTNJの同僚に日本語がおかしいと指摘されるシーン、指摘する本人の関西弁もおかしい。GA的にはあれは関西弁ではなく中部弁なのかもしれないが。

 書きたいことはまだまだあるのだが、普段なら観ない系統の話でもこれ以上ネタバレすると、もし「今から観たい」と考える方にとっては作品が面白くなくなる。多少ミステリアスな部分を残したほうが、この作品は面白いと感じられると思う。ハードボイルドと、後味の悪さを残す話が好きな方にはお奨めしたい。

■蛇足{netabare}
 「ロビン」を英訳すると「ROBIN」と言う綴りになるのだが、

 私のHNである「Lovin」も「ろびん」と読ませることになっている。

 しかし普通「Lovin」と書くと「らびん」と読まれてしまう。

 ラジオで投書を読まれたときも「らびん」と読まれた。

 でも実は元ネタがあり、それを知る人も最近は少ないだろう。
{/netabare}

投稿 : 2015/09/08
閲覧 : 422
サンキュー:

24

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