sherlock さんの感想・評価
3.4
物語 : 4.5
作画 : 2.5
声優 : 3.5
音楽 : 2.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
結婚とは“一生を費やして他人が互いを理解し、相応しく愛するための準備”である…
※タイトルの名言っぽいセリフは恥ずかしいので苦情その他問い合わせは一切受けつけません!!(笑)
このアニメは生粋のヲタクであるハジメとヲタク知識ゼロのカオルの夫婦生活を描いていて
一人で色々と突っ走ってしまうハジメをカオルが上手く受け入れつつ操作している姿がとても印象的だった
また、歳上のカオルばかりがいつもしっかりしている訳ではなく
ときにはハジメを頼り甘えているカオルの姿をみて
とても仲睦まじい笑いの絶えない夫婦だなと羨ましく思った(詳しくは後述参照)
一見二人は全く趣味や性格が異なり話もうまくかみ合っていないように見えるが
生活していくうえで二人の足りないものをお互いがそれぞれ補っていて
様々な困難も二人だからこそ乗り越えていけるのだと感じさせてくれるシーン(カオルの妊娠など)が一期に比べて多かった気がする
そこで今回はこの作品を通して自分が考えた『結婚観』と『夫婦像』について書いてみた!
[興味ない人が大半だと思うのでここからは読まなくて大丈夫です!w]
【結婚観について】
※すみません、僕の偏見がかなり入っているので
不快に感じそうな方は読まない方が良いかもしれません(汗)
{netabare}
僕は結婚することが必ずしも幸せだとは思っていない…
結婚をするだろう時期というのは正直まだ独身でも十分幸せだと感じている頃だろう
ある程度お金もあって、自分の好きな時間に好きなことができる自由…
体もまだ全然動くし、アクティブに遊びまわっている人も多いと思う
従って、結婚をするだろう時点までで未婚者と既婚者の幸せを比較するなら(基準が曖昧で難しいが何となくでw)
未婚者と既婚者はほぼ同等かむしろ外見が綺麗で魅力的な人は未婚の方が
色々と得することも多いのかもしれない…
しかし、生涯という長いスパンで比較したときは場合にもよるが既婚者の方がきっと幸せだと感じられるはずだ
その理由は色々あるが二つだけ述べるとするなら
{netabare}“老いによる精神的・身体的制約”{/netabare}と{netabare}“今際に残っている財産”{/netabare}が両者の間で大きく異なっていることにある
どんな生物であっても“老い”には勝てない…
美男美女でもいつかは魅力が霞んできてしまう…
そのようなときに妻や夫以外で傍にいてくれる人が
果たして本当に心から信頼でき、一緒にいて幸せだと感じられる相手だろうか?
確かに一人が好きだからこのまま一人で良いと思う人もいるだろう…
しかし、今はそうであってもいつまでも一人で生きていくことに飽きないという保証がどこにあるのだろうか…
老いてからはまず間違いなく誰かの助けなしでは生きられないだろう
そんなときにずっと一人でただでさえ他の人と関わるのが嫌だった人は
知らない他人の世話になる方がよっぽど辛いのではないか?
それなら老いていない頃から共に互いをわかりあった人と一緒にいる方が
幸せだと感じる可能性は高いだろう…
結婚にマイナスのイメージをもっている人は{netabare}自分の“現在”{/netabare}と{netabare}夫婦になった場合の“現在”{/netabare}
ばかりに固執し過ぎて比べてしまうからではないだろうか…
もちろん、結婚したら様々な義務・時間的制約が増え、自由がなくなってしまうだろう
しかし、将来的に身体的理由などにより自由がなくなってしまったときに残るのは恐らく自由な時間以上に“後悔”と“虚しさ”…
ある程度自由を満喫してから結婚したいと思う人も多いだろう
ただ、全ての人がそんなに都合の良いタイミングで結婚できる訳じゃない…
一人の活動に飽きたと気づいた頃には周りにいる良い“独身”者に出会う確率は極端に低くなり
さらにその人が自分を好きになるという可能性も考慮すると極端に難しくなる
きっとその頃には同世代には結婚にあまり良いイメージをもたない人ばかりが残り
そのような人と生涯を連れ添ってもお互いが端から不安を抱いているためあまりうまくはいかないのではないだろうか…
だからこそ、まだ一人でも十分幸せだと感じられるときでも
結婚という{netabare}“余生の想い人保険”{/netabare}に加入した方が良いのではないかと僕は思っている
↑恥ずかしいセリフは全てスルーでお願いします(笑)
もしくは結婚願望の強い年下との結婚に自然となるのだと僕は思う←結局最後は自分を売り婚でます!w
(ただし、これはあくまでも一般的な考え方で
美男美女は歳を重ねてからでも魅力的だから
いつでも結婚できると思うので急く必要はないと思いますよ^^)
もう一つの理由である“財産”に関してだが
これはもちろん家や車、土地などを指している訳ではない
このような金銭的な財産は計画性さえあれば未婚でも十分築いていけるだろう
ここで僕が言いたいのは{netabare}“自分たちの過去(思い出)”{/netabare}と{netabare}“子供の将来”{/netabare}である
未婚だった場合、恐らくギリギリまで自由に生き、旅行などの思い出がたくさんあるだろう
しかし、思い出というのは一人で物思いにふけるだけではなく誰かと共有することで
さらなる充実感を味わうことができるのだと個人的に思っている
従って、楽しい思い出を二倍に、辛い思い出を半分にし
親よりも長く一緒に寄り添った相手というのは貴重な財産なのだ…
また、自分がいつか死ぬときにこの世に自分が生きていたことを何かしら覚えていてくれる人…
“自分の考え方を受け継ぎ、一生懸命育ててきた夫婦の財産”が
現世にいると感じられるだけで自分の人生を振り返ったときの満足感は
未婚者よりもきっと高いと僕は思っている(まだだいぶ先の話なので全く予想がつきませんがw)
そうして僕は死ぬ直前に
自分がもつことができた最良の財産が{netabare}自分の妻と子供{/netabare}だったと思えるような人生だったら
きっと幸せなのだろうなと思っている{/netabare}
【理想の夫婦像について】
{netabare}僕も実はこう見えてw昔は美人で料理ができて皆に自慢できるような妻が欲しいと思った頃もありました←皆さん、ここ笑う所ですよ~(笑)
しかし夫婦で過ごす時間というのは一人で生きてきた時間よりもずっと長いことを考えると
それらよりももっと大切にしたいなと思うことがあった
それは…
{netabare}“ずっと変わらない思いやりの心”{/netabare}をもてるかどうかである
もちろん、一緒に生活していくうえで
相手を意識して生活し続けることがどれだけ難しいことであるかは何となくわかっているつもりだ
しかし、何事も相手がいて初めて乗り越え成し遂げてこれたのだという事実さえ忘れなければ
必要に迫られたときにその感情を思い返すことはきっと難しい事ではない…
ただし、“思いやり”と“遠慮”を同等のものとして認識してはいけない
僕は夫婦の中に遠慮は必要ないと思っている
むしろ、遠慮なく何でも聞けるぐらい相手を信頼していないと
何か問題が起きたときにすれ違いや勘違い、一人で抱え込むなどの問題が生じてくるのではないだろうか…
そして贅沢を言うならどんな時でも僕を信じてついてきてくれる人なら最高だと思う
ちなみに…
個人的に{netabare}年齢差{/netabare}は全く気にしていない
なぜなら答えの求め方や結果と異なり
物事の根本的な捉え方・考え方は歳を経ても変わらないからである
恐らくこれがフィーリングに繋がるのだろう
もし仮に二人が全く同じ経験をしていたら年上の方が得たものは多いのだろうが
全く違う環境で育った人同士なのだから必ずしも年上の方が正しいとは言い切れないのである
よって、歳の差(経験の差)はあってもお互いの考え方を尊重できるような思いやりがあれば
きっと二人で足りない考え方を補っていけるだろう…
また、相手を頼るという行為は困っている方が行うものであって年齢は関係ない
上手くいかなくて失敗することは年齢に関係なく誰にでもあり
お互いが自分の弱い部分をさらけ出し、互いが受け入れ、助け合えれば
それで十分なのではないだろうか…
もしかすると既婚者からしたら彼女もいないようなヤツの綺麗ごとなのかもしれないが
目指す努力をしないで端から諦めるような人間にはなりたくないので
今のところ僕はこんな家庭を築けるよう頑張りたいと思っている
↑あっ、その前にもっと頑張らないといけないことが沢山ありました!ww{/netabare}
は~い、ということで…
僕には縁のないユートピア(理想郷)の話になってしまいましたがw
このアニメは子供の名前を思わず“さよ子”にしたくn…じゃなくて
(↑あ~さよこって鍵をもってる幽霊の…それは「六番目の○夜子」だよ!!ネタが古くてすみませんw)
たとえ旦那が何言ってるかわからなくても夫婦のつながりにとって
わかろうとする気持ち自体が大切なのだと気づかせてくれるアニメなので
興味がある方はぜひ一度観てみてはいかがでしょうか(*^^)v
P.S.
ちなみに都道府県別の夫婦のセッ○スの平均回数×満足度で
47都道府県中21の地域は{netabare}月に一回未満{/netabare}でそのうち7つは不満らしいですw
(2013年2月エルシーラブコス○ティック調べ)