血風連あにこれ支部 さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
また阿呆なレビューを書きましたね
主人公が薔薇色のキャンパスライフを過ごすために、失敗を繰り返して何度も何度もやり直すという話です。
ずっと一人称小説。語り口が斬新で面白いですが、1話で大学生活が一周消化されるというパターンなので常にスピーディです。ちょっと早すぎかも(汗
主人公の一人称に慣れてればいいですが、慣れない人にはきついかもしれませんね。
文学的に洒落た語りや、各話の内容もしっかりと濃く、全体的には良くまとまったいい作品なんじゃないかと思います。
{netabare}最終回まで見終わって、なるほどと思いました。
これはこれまで無益だと思われていた学生生活がどれだけ有益だったかという、テーマに沿って土台が作られているのか。
見終えた後で感じたのは、感動とか感激とかよりも納得でした。
こういう魅せ方もあるのだな、と。
正直、明石さんにストラップを返すシーンよりも主人公が小津を助けに服装を変えながら走るシーンの方が劇的で意外に感じました。
てっきりラブストーリーを軸にした最終回になるかと思ってたのに、そっちは軽く流されたようで(汗
モチグマンのストラップを渡してラーメン屋に誘う。
これだけの事をずっとじらされてた割には、結構あっさり味なんだな~と思いました。{/netabare}
中盤の中だるみ感や、話がパターン化してる所。
また、{netabare}タイムリープが単なる不思議空間で説明された事{/netabare}がちょっとイマイチに感じたのだが、この辺に突っ込むのは理屈屋な感じがして無粋かもしれない。
全体の構成は良く出来ていると思うし、軽快で洒落た語り口や、この独特の世界観も見てみると異彩を放っている作品だと思うので、結構好きですね。
万人にお薦めできる作風とも思えないので、1話見て無理だと思ったら継続視聴はあまりお薦めしませんけど。
この世界観に魅力を感じたなら、見て損はしないと思います。おそらく。