ナルセッチ さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
マザーズロザリオはアインクラッド並みに好き!
複数の章があるので3編を個別に
1 ファントム・バレット編
{netabare}
ストーリーとして悪くないが武器が原則「銃」なので
剣の世界に比べるとやや見ごたえに劣る
※ まあキリトはほぼ剣で戦うんだが・・・。
戦いの他に謎解き要素が結構多い。
シノンのトラウマ
小学生が拳銃で3発当てられるかという面はさておき
その後の展開はまあありかと思われる。
キリトのトラウマ
SAOで3人を殺したトラウマは当然として
「フェアリィ・ダンス」でもそうだったが
内面の苦しみに関する表現があまりうまくできていない
声優さん(かなり有名みていですが)がこういった表現を
得意としていないのか「がんばって作っている感」が
ぬぐえない。
「アインクラッドのクールでかっこいい系の表現」は
とても自然だったのでもう少し頑張ってほしい!
アスナはGGOには参加しないがダイブ中のキリトを
励ます為にリアルボディの傍に駆けつけて手を握る
のが素敵
※ できれば参加して活躍してほしかったがアスナは銃だと
合わない気もする。
デスガン自体はあまりキャラクターの魅力(悪役なりの)を
感じられなかったが、恭二の狂気はかなりの壊れ方。
ラストの「シノンが救った親子との会合」は、
やや背景説明が足らない展開ではあったが、
「シノンの殺人(正当防衛ではあるが)によって
救われた人もいる」という事実の確認によって
シノンのトラウマを昇華させる良い演出だった。
{/netabare}
2 キャリバー編
ほのぼのショートストーリー
3 マザーズロザリオ
アスナが主役となる爽快なファンタジー+切ないヒューマンドラマ
{netabare}
アスナがALOに参戦して魔法と剣を駆使して縦横無尽に戦う
躍動感に満ちた爽快なストーリー
キリトは裏方として重要な動きをし、
また、アスナとユウキ達のボス攻略の際にクラインと駆けつけ
縦横無尽に戦う場面がアインクラッドでのかっこいいキリトを
彷彿させて最高に良かった!
ボス攻略が終わった後にユウキが姿を消し、
本編のもう一つの主題となる切ないヒューマンドラマが
始まる。
キリトは冒頭の段階でユウキの存在をおぼろげに
感じており、アスナに「ユウキの居場所」伝える。
そこからの展開はとにかく切なく哀しい展開だが、
キャストが見事に演じてくれて本当に最後の最後まで
物語に引き込まれた。
{/netabare}
総合評価
佳作+つなぎ+名作で第二期全体としては良し。
引き続き第3期の開始を期待するが
あまり気をてらいすぎず剣と魔法のファンタジー+ヒューマンドラマを
基軸としての展開を説に願う。