タマランチ会長 さんの感想・評価
2.8
物語 : 1.0
作画 : 3.0
声優 : 5.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
脚本がダメダメ。全然共感できない。
先日話題の地上波初放送を観ました。率直に言って、ダメですねww
のび太卑怯すぎ。しずかちゃんの父親への告白が自白剤投与みたいな方法でやっちゃダメっしょ。未来ののび太が「ドラえもんは子供の頃の自分の友達だから、一緒の時間を大事にしろよ。」とか言っていたのに、最後にドラえもんが戻ってきて、しかも「これからも一緒に暮らさない(ウソ800使用のセリフ)
」なのよ。辻褄合わないっしょ。雪山遭難。あの大ピンチでも大事なことを忘れているのがのび太のキャラだと思うんだけど。原作はその辺どうなのかな?
まさに王道ドラえもんエピソードを原作忠実に再現しているのに、なんでしょうか矛盾ばかりが目についてしまう。極めつけは、ドラえもんの「のび太を幸せにする」という目的達成のための目標が「しずかちゃんと結婚させる」???そしたらセワシくんは生まれてきませんよ。いいんですかセワシくん!原作のドラえもんは、長期連載の中で緩やかに生まれた矛盾だからそんなに気にならなかったけど、2時間弱の映画じゃこの矛盾は際立っちゃいます。脚本もっと頑張れよ!って言いたい。山崎貴手を抜くなよホント。
タケコプターの超絶アクション。確かにすごい。でも、これドラえもんに必要なアクションなの?地面に激突したら死んでしまう。すんでのところでモノレールとの衝突を避ける。こんなところでハラハラドキドキするのはドラえもんの世界観じゃない。スターウオーズじゃないんだよ。
ドラえもんと言えば、自分が初めて買ったコミックスだし、漫画を描くようになったのもドラえもんの影響でしたから、愛着は人一倍あるつもりだけど、このドラえもんは認められないな。
子供の頃、大山のぶ代のドラえもんの声は「気持ち悪い」と感じたけど、この作品の声はかわいい感じ。ジャイアンの声も前と比べてこっちの方がよい。
しずかちゃんはTV版よりずっと女性っぽい魅力を感じた。走り方がセクシー。ほめられるところはこの辺くらいか。