Yulily さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
超平和バスターズは ずーっとなかよしだから!!
とても切ないけれど…
とても温かい気持ちになれたんだよ…
それはどこまでも真っ直ぐで純真な、めんまに会えたから…
あの夏の不思議な時間
あなたのこと絶対に忘れないよ…
幼い頃に突然事故で大切な友人を亡くしてしまう…それ以来離れ離れになっていた超平和バスターズという仲良しグループ。
そのリーダーの宿海 仁太 (じんたん)の前に亡くなった本間 芽衣子(めんま)が現れたことから始まるストーリー
めんまも含めた超平和バスターズが全員揃ったあの夏から1年後…
アニメ版のシーンとそれぞれの過去を振り返ります。
{netabare}
もしかしたら…この秘密基地にもう一度めんまが帰って来るかもしれない…そんな淡い期待を胸に秘め、今の想いを手紙で空の上のめんまに届けようとします。
相手が大切であればあるほど、どうしようもなく溢れだす想いを言葉に乗せることはとても難しい…それは私自身が共感するところが大きく…皆の気持ちが痛いほどに伝わりました。
いよいよ手紙として書き始めようとすると、心の内にそっとしまい込んでいためんまとの思い出が記憶として甦ってくるんです。
去年の夏の回想シーン。めんまが最後の力を振りしぼり1人1人に気持ちを伝えるためにメッセージを残すシーンは、涙があふれ止まりませんでした。
決してもう叶う事のないこと。それを願う事はあまりにも悲しく、 そして生きている人たちは、生きていかなければいけないのです。
死は、命が終わる悲しみだけではなく故人を送る人たち同士の、あらたな人間関係を築くものでもあることに気づかされました。
5人が、めんまからの手紙を読むと同時に「secret base」が流れる…
切ない音と優しく包み込んでくれるような歌声とで表現される悲しみや喜び、様々な心の揺れは細やかです。昔の名曲が私の心をあの夏の世界へと誘う…心に強く響いて自然に涙があふれました。
もうここに、めんまはいないけれど全てを受け止め生きていくんだよね…
{/netabare}
手紙と言葉のチカラは心と心のつながりを育みました…
だからこの手紙は一方通行なんかじゃない…
超平和バスターズはずーっとなかよしだから!!
悲しいよりも温かく、たくさん泣いて寂しいながらも優しい希望の持てる爽やかな気持ちで胸がいっぱいになりました。
夏の終わりに、めんまに会いたかったよ!!
君と夏の終わり 将来の夢
大きな希望 忘れない
10年後の8月
また出会えるのを 信じて
最高の思い出を…