なる＠甘口評価 さんの感想・評価

5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態：観終わった

たくさんのありがとう！

あのAngelBeats!を手掛けた麻枝准の待望の新作。
AB!の感動からおよそ5年の月日が経ちこのCharlotteがきました。

現在（8月30日現在）
8話まで放送されました。
{netabare}
それぞれのお話を追っていくのもいいですが
ここはさすが麻枝准という一言に尽きるでしょう！

AB!と同じく序盤はとても面白い内容で笑っていられるところが多くあります。
ちなみにですが
高城とAB!の高松（？）は同じ声優さんで「着やせするタイプなんです」という
共通点があります。それとメガネ。（お気づきの方も多いと思いますｗ）

そういったところはさすがだなーと思いましたmm



正直「あの7話」を見てしまえば
１～６話はお膳立てに過ぎないといっても過言ではないでしょう。
乙坂歩美ちゃんの突然すぎる死、乙坂ユウの非行。
そして生徒会長友利奈緒の能力での尾行からのネカフェでのサラダ
そして高城家での「ひでん　オムライス」

もうあれは感動を大幅に超えてきました。
これぞ麻枝准！

涙腺崩壊は必至です。





麻枝准といえば「音楽」にも注目です。
OPやED、挿入歌の作詞作曲を手掛けているということ。
特にOPはLiaさんの歌うBravely you
歌詞にも注目で
最初の「崩れて終わる世界」という歌詞からは
歩美ちゃんの能力の崩壊を連想させます。
さらに1番サビでは「一人きりじゃなかった　ずっとそばにいたんだ」
からは7話友利奈緒の行動を連想させます。

ストーリーも踏まえたうえでの作詞ならすごいです
感動です。


このようにOPもいいですがEDもメロディ踏まえかなり良い曲です
どれも好きです！ZHIENDもかなりいいですね！（AB!岩沢さんの続き？）



8話では
ZHIENDボーカルとの邂逅
乙坂有宇の行動で友利兄は少し正気にもどったようで
友利奈緒からの感謝の電話にはすこしうるっときました。



{/netabare}


最終話を見て
{netabare}
最終話の内容はできるだけ省くつもりですがズラズラ書いてしまうかもしてません。
１２話の最後、友利とユウは「約束」を交わします。
それは、全能力者の能力を奪って帰ってきたら恋人になる。
ということ。

タイムリープ前、ユウは友利に助けられました。
さんざん堕ちていった自分をずっとそばにいて最後には助けてくれた。
そんなことからユウは友利を想うようになり、１２話では上の約束のもと
想いだけを伝えました。


そして最終話。
ユウは次々と能力者の能力を奪い奔走します。
最初には能力者の位置、言葉がわかる能力
寝なくてもいい能力・・・その他
それは何千、何万となるでしょう。


略奪という最強の能力はどんな能力も自分のものにできるという最大のメリットがあるけれど
交わした大切な約束さえ忘れてしまう、最大のデメリットを持っている能力です。


「こんな残酷なことがあるのか」

私はそう想いました。


最後の能力者の能力は「勇気」

そして倒れるユウ。

無事に帰国後、命に別状はありませんでした。


病室には友利の姿。
しかし、ユウは目の前にいる友利が誰かもわからなかった。
この場面、実につらかった。

これは死よりも残酷だと。


ユウの努力は報われたのでしょうか。
約束を・・・記憶をなくすまでただひたすらに
能力を奪い続けて・・・友利を見ても何もわからない・・・。
あれだけ堕ちた自分を助けてくれた恩人を、そして好きな人を。

これは残酷で、涙が止まりません。

友利からのありがとうの言葉にはやられました。

思い出しそうなきっかけは何度もあったけど
やはり思い出すことはなかった。

あの単語カードをずっと持ち続けていた。
記憶はないけれどあれを友利だと思っていたと思うと・・・
心が・・・打たれます。



もちろん。
結果には賛否両論とあると思います。

ですが、アニメでこれほどまで心に響く作品があるんです。
私はただ単純なのかもしれません。
これほどまでに感動、心打たれ感服いたしました。

この作品に出合えてよかった。
どの立場をもって言えるのかわからないけれど
麻枝准さん、その他このアニメを作った方々にありがとうと言いたい！




{/netabare}
長々と書いてきましたが
正直レビューだけではこの感動を伝えることは不可能です。
みなさんぜひ見てください