ピピン林檎 さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
今は~千早振る想い♪文系部活なのに、スポ根バトルで熱く燃える快作
絶対に面白いんだろうな、と思いつつ放置していた本作。
この機会に、1期2期まとめて視聴してみました。
第2話で描かれる{netabare}小学生の時の太一の性格がヒド過ぎて、{/netabare}そこだけちょっと引きましたが、そのあとは3回ほど入る総集編等を除いて予想通り、外れなしの面白さでした。
◆各話タイトル&評価
★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回
=========== ちはやふる1期 (2011年10月-2012年3月) ===============
{netabare}第1話 さくやこのはな ★
第2話 からくれなゐに × 太一の性格ヒド過ぎだろう(こいつはもっと報いをうけるべき)
第3話 ふれるしらゆき ★
第4話 しつこころなくはなのちるらむ ★
第5話 よはのつきかな ☆
第6話 けふここのへににほひぬるかな ★ ちはやふるの歌意
第7話 ひとこそみえねあきはきにけり ☆
第8話 たえてひさしくなりぬれど ★
第9話 しのぶれど ★ 千早の16歳の誕生日
第10話 ゆくもかへるもわかれては ★★ 東京都予選準決勝まで
第11話 あまつかぜ ★★ 東京都予選決勝
第12話 むらさきのゆきしめのゆき ★ 全国大会団体戦
第13話 きみがため ★
第14話 はなよりほかにしるひともなし ★★★ 全国大会個人戦(対クィーン戦)
第15話 つらぬきとめぬたまそちりける ★ 続き
第16話 おぐらやま × 第1~15話までの総集編
第17話 みちこそなけれ ☆ 「早く取るのをやめなさい」
第18話 はなそむかしのかににほいける ★ スキルは螺旋状に上昇する
第19話 ながらへば ★★
第20話 くもゐにまがふおきつしらなみ ★
第21話 わがころもでにゆきはふりつつ ★★ 東日本大会1回戦(対天才少女)
第22話 うつりにけりないたづらに ★★★ 2回戦(対前クィーン戦)
第23話 しろきをみればよぞふけにける ★★
第24話 をのへのさくらさきにけり ★
第25話 もれいづるつきのかげのさやけさ ★{/netabare}
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★★★(神回)2、★★(優秀回)5、★(良回)13、☆(並回)3、×(疑問回)2 個人評価 ★★ 4.5
============= ちはやふる2期 (2013年1-6月) ======================
{netabare}第1話 はなのいろは ★
第2話 こひすてふ ★
第3話 つくばねの ★
第4話 ひとにはつげよ あまのつりぶね ★
第5話 なほあまりある むかしなりけり ★
第6話 たつたのかはの にしきなりけり ★★
第7話 しるもしらぬも あふさかのせき ☆ 「ちはやふる」の意味
第8話 みかさのやまに いでしつきかも ☆ 全国大会団体戦開始
第9話 わたのはら × いくら何でもこの脚本はダメ
第10話 むらさめの ☆
第11話 さしもしらじな もゆるおもひを ★ データの重要性(机君回)
第12話 みそぎぞなつの しるしなりける ★ 団体戦準決勝
第13話 ゆめのかよひぢ ひとめよくらむ ★★ 続き
第14話 ものやおもふと ひとのとふまで ★ 続き
第15話 たごのうらに ☆ 団体戦決勝
第16話 みゆきまたなむ × 第1-15話までの総集編
第17話 ふくからに ★ 団体戦決勝続き
第18話 わすれじの ★ 続き
第19話 ゆくへもしらぬ こひのみちかな ★★ 続き
第20話 あきのたの ☆
第21話 なこそながれて なほきこえけれ ★ 個人戦
第22話 めぐりあひて ★
第23話 をのへのさくらさきにけり ★★
第24話 かくとだに ★★
第25話 ふじのたかねにゆきはふりつつ ☆
OAD わがみよにふる ながめせしまに ☆ 菫(すみれ)さんコメディ回{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)5、★(良回)12、☆(並回)7、×(疑問回)2 個人評価 ★ 4.3
◆「ちはやふる想い」(OP歌詞考察)
「ちはやふる」という言葉の意味は、古語辞典によれば以下の通り。
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ちはや-ぶる 【千早振る】
上二段動詞「ちはやぶ」の連体形。たけだけしい。荒々しい。のちには「ちはやふる」とも。
出典万葉集 一九九「ちはやぶる人を和(やは)せ」
[訳] 荒々しい人を懐柔し。
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しかし、きっとこれは俗説なのでしょうが、直観的に考えて「ちはやふる」とは「血の流れが早くなる」様子を表わす言葉、すなわち、
(1)手弱女(たおやめ)の場合→益荒男を目の前にして、頬がほてり心臓の動悸が激しくなる様
(2)益荒男(ますらお)の場合→戦場で敵を目の前にして、息が荒くなり心が奮い立つ様
・・・を表わす言葉と受け止めることが出来ると思います。
本作1周目は、そうした(1)恋も(2)バトルも含めた「千早振る想い」(OP歌詞)を絶妙に描き出す良作として楽しめました。
しばらく先になる予定の2周目は、もう少し一つひとつの和歌の歌意も抑えつつじっくりと鑑賞してみたいと思いました。