ブリキ男 さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 3.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
オービタルリングを描いた数少ないアニメ ~ランタノイドとアクチノイドを覚えられる?替え歌歌詞付き~
作画は他の方も指摘されている様に、回によっては見慣れているはずのキャラが別人の様に見えたり、ガッチャマンに登場する人みたいに見えたりする事がある為(実際にカメオ出演している回もあるがこれは別として)違和感を禁じえない部分があります。しかしメカや背景については緻密に描かれている部分も有り、これらの点は当時としては水準以上だったのではないかと思います。
一方で人物の内面の描写はかなり複雑かつ丁寧であり、声優の鬼気迫る演技も相まって、旧来のアニメで提示されてきたステロタイプのキャラとは明らかに一線を画していた様に思います。(相羽兄弟は別格として、脇役のフリーマン、レビン、バルザックなども風貌といい振る舞いといい強烈な印象でした。)その後のアニメキャラに繋がる橋渡し役を担っていたのではないでしょうか?
また当時のSFアニメの中ではテクノロジーの描き方が白眉と言えるもので、ブルーアース号の飛び立つ、天に向かって湾曲したジェットコースター状のカタパルトや、軌道エレベーターの発展型である、土星の環の如く地球を取り巻くオービタルリングなどは今見ても衝撃的です。
音楽については作中BGM、オープニング、エンディングテーマも含め、全て作品の世界観と合致しており素晴らしいです。特に後半opテーマ「永遠の孤独」と挿入歌「マスカレード」は主人公Dボゥイの悲壮感をストレートに表現しているという意味では限り無く完璧に近い曲、歌詞だと思います。
以下は永遠の孤独のメロディに乗せたランタノイド、アクチノイドの覚え歌。自分の為だけに昔作ったものです。テッカマンブレード好きならすぐに暗記出来ます。トイレとかに周期表を張りましょう。学生の方などのお役に立てればと思い、僭越ながら公開させて頂きます。いつかボカロに歌わせたい。
{netabare}
1
血まみれの この指先 止められるのは
ラーンターン セリウーム プラセオージムー
2
何もかもが 終わるときだけ
ネーオジム プロメチウーム
3
狂った 運命(デスティニー)
サマーリゥム ユーロピゥーム
4
迷い込んだ 永遠の 孤独さえ
ガードーリニゥム テルビウム ジス、プローシウムー
5
心の どこかで笑う 戦いだけが 自由
ホルミウム エルビウムツリウム イッテルビウム ルテーチゥム
6
これ以上 失う ものなどーもう無いからー
アクチニウム トリーウム プロトーアクチーニウムー(ウラン)
7
どこまでも 追い求め 取り戻せ 未来を
ネプツニウム プルトニウム アメリーシウムー キュリーウームー
8
この地球(ほし)に いつかは 魂 帰るだろう
バークリウム カリフォルニゥム アインースタイーニウムー
9
この体 バラバラに たとえ 砕け 散っても
フェルミウム メンデレビゥム ノーベーリウムー ローレンシゥーム
10
WOO MY DESTINY WOO MY DESTINY
ランターノイドー アクチーノイドー
※重要:6は7、7は8、8は7の節回し(メロディ)で歌う。
{/netabare}
以下はイメージの連なり。かなりテキトー
{netabare}
ランタンの競市でプラモ作りのセオリーを説明される
新型GMのプラモを使って
プロメテウスは夏のヨーロッパでガードする 照りつける太陽を
これプロシウム
ホルマリン持ってエルビスが釣りに行った
言ってるビーム 流転します
悪それはトールが壊した最たる悪
ウラノスはポセイドンとハデスのおじいちゃん
アメリカへ渡ったキュリー夫人
ハンバーグをバクバク食べ
カリフォルニアから来たアインシュタインに
フェルミオン砲をぶっ放す
メンデレーエフ先生はノーベル賞がもらえないので
ローレンス先生にやつ当たり
※上記人名含む固有名詞は全て実在のものとは何の関係もありません。
{/netabare}
ランタノイドとアクチノイド以外の元素についてはアニメ「エレメントハンター」のEDテーマ「スイヘイリーベ~魔法の呪文~」で覚えましょう。こんな曲、子供時代に聴きたかった‥。