ぽたた さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
そう、皇帝シャルルは昨日を求めた。 あなたは今日を。 俺は明日がほしい。
一期に、引き続き面白い展開になりました。このストーリーにどんどん引き込まれていって次々と見てしまいました!
ここから感想です
{netabare}ルルーシュがシャーリーにギアスをかけたがそれがとかれ、ルルーシュがゼロでシャーリーの父親を殺した事が再びバレ、一時はルルーシュを憎み殺そうとしたシャーリーでしたが それを許し、ルルーシュが孤独である事に気付きルルーシュの元へ向かおうとした所に感動しました。
最後にはロロに殺されてしまいルルーシュは泣き叫んでいましたがロロに怒ることなく済ましたとこにもロロにも情が移ったのかなと思いました。
ルルーシュが大切に思った存在が死んでいく中で何を思ったのか考えるだけで悲しくなりました。
最初悪役っぽく描かれていた ルルーシュの父親は実はルルーシュ達を守るためであったり、 ルルーシュの監視役だったロロは最後にはルルーシュを守って死んだり…
皆 誰かを守る為に救う為に行動していたので 最初と見方が変わりとても複雑な気持ちになりました。
最後にはゼロレクイエムを完成させるためにルルーシュとスザクは共闘し、ルルーシュは皇帝陛下になり独裁政治を行うことで人々の怒りの矛先を全てルルーシュに向けゼロに殺されることで、独裁政治を終わらせ国を変え、守り、民主主義の政治を行っていきます。
この最後にゼロに変装にたスザクに殺された時のスザクの思い、死にかけた兄を見たナナリーの思い、 考えただけで辛すぎます。
特にナナリーの
「私はお兄様がいればそれで良かったのに....!」
って所です。それを聞いた瞬間 涙が止まらなくなりました。
最後には皆が望む優しい世界になりましたが、その下には数えきれない犠牲があり、ルルーシュがその世界を完成させたとしても彼もその犠牲になってしまったのではと思いました。
優しい世界の為に多大な犠牲、今の私にはそれがアニメの中だったとしても余りに現実味に欠け、なんと言ったらいいのかわかりませんが、何かを得るためには何かを犠牲にする必要があり、何かを起こすには、死をも覚悟しなければならない。そして犠牲の上で望んだものが得られることを忘れてはならない。
このアニメは見た後、「あー面白かった」 「悲しかった」と一言で終るわけでなく
何かしら考えたり思ったことが出でくる素晴らしいアニメだと思いました。{/netabare}