karinchaco さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:今観てる
8話まで見ました。
漫画原作の作品。原作は未読。
とりあえず8話までの感想。
アニメの性的表現も過激になったり、自主規制をしたりと、それぞれの製作委員会が考える基準に波があるように思えます。最近では、プリパラのOPに過剰に反応する○カがBPOケチをつけて制作側がナイスな回避をしたという出来事があるなどアニメの性表現に対する表現の自由が脅かされています。(いや、これマジで)
現代のアニメは、これまで性表現に関して苦心をしてきたと思います。現在の基準はわいせつになりすぎないような規制と表現の自由のはざまで見つけられた妥協点だと思います。しかし、規制しろと声高に叫ぶ○チガ○どもが難癖を見つけては規制を強化しようと普段から虎視眈々と狙っているのは先ほどに挙げた例でもわかる通りです。
そんな中、かわいい女の子がダメなら人外の雌なら大丈夫じゃないとヒロインたちをみんなケモナーにしたのがこの作品です。とは言っても、半人半ケモノなので人の胸に当たる部分はきちんと規制されていました。(ニコ生のR18対象の一挙放送&BDではちゃんと見えます)私は、この作品を現代の規制強化派へのけん制だと勝手に思っています。
ちなみに、私の主張は無制限にエロを解禁すればいいと言っているのではありません。しかし、現代の基準でそれぞれの制作現場によってきちんとコンプライアンスされてきたものを尊重するべしというのが私の考え。ベストは業界団体がゲームやAVみたいに自主規制するっていうのが落としどころだとは思う。それなのに、ただ単純にオタクを毛嫌いしている規制派(昨年のTVタックルに出てた人たちみたい)は、業界そのものが嫌いみたいだから際限なく規制を要求してくる。これはもう、人種差別だと思うけどね。
なんか、本筋からそれてしまったが、表現に関して結構きわどいところを狙っているのは事実。それに、相手が人外なので実際、2次元でも無理っていう人はいると思う。私も、3次元でラミアやアラクネと同居できる気がしないが、2次元なら全然OK。ちゃんと可愛く描かれているからね。
他にも、多種族(人外)への差別について結構正面から無理あっているのが印象的。世界観の中にも多種族交流法なるモノが整備されており、物語でもその法律の運用上での難しさについて語られる場面も多い。
エロが満載なのは認めるが、それ以上に隠されたテーマは結構硬派だったりするのがこの作品の侮れないところ。
これまで8話をかけて、登場人物紹介をしてきたという印象が強いが、今後残り三分の一でどのように話をまとめていくのかに注目したいです。