KazuHiroくん さんの感想・評価
3.6
物語 : 4.5
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 2.5
キャラ : 4.5
状態:今観てる
出落ち
開始3分でわかりやすいフラグを当然のごとくへし折ってくれるこの心意気。本来は男性が陥りそうな立場であるオタク男子を女Verで繰り広げるところが、男性視聴者として逆に面白い。
喪女(もじょ)というのが、純血を守っているモテない女性のことを指すのであるが、学校にいる女子がもしかしたら、裏でこういう考えを繰り広げているのだろうかと想像すると毎日の学校生活がもっと楽しくなることだろうなと思っても、自分がすでに学生でないことをがっかりと思うのであった。
1話
見ているこっちが痛々しく感じてしまって、心が痛い。しかし、それでも見てしまう。怖いものが苦手なのに、半目を開けて見てしまうという、怖いもの見たさに近い感情である。時間があっという間に過ぎてしまったということは、ボクに取って面白い作品であるということであろう。
顔はどうでも、こういう女性と友だちになってみたいという願望もあるが、それもかなわぬのが人生であろう。
2話
相変わらずの痛々しいシチュエーションの数々。
本来のアニメだと見事なフラグのはずであるが、華麗に素早くへし折ってくれるところはさすがとしか言いようがない。
そして、過去の同じ仲間である友達のゆうちゃん(元オタク)がリア充スイーツ女子に変わっているところはかわいそうにも程がある。唯一の仲間を失ってしまう悲しみは、アイアムレジェンドの愛犬が死ぬ時ほどの衝撃を受けたであろう。しかし、ヲタ話を繰り広げられるというところは救いどころ。それも最後にはへし折ってくれるのだが・・・。
3話
特に特出する点はなく、いつもどおりの安定した面白さと痛々しさ。
4話
パンツを破くシーンはキチガイじみていて、新しい痛々しさを毎話繰り出してくれる。必ず1部分は本当に笑ってしまう場面があるこのアニメはボクの中で神アニメに属してしまうのだろうか。
5話
自分は他の人とは違う。中二病的考えの決定版の妄想であるが、それを真剣に実行しようとしているところがまた素晴らしい。真の中二病を患っていることが分かる。そして、赤の他人に対しては極端に喋れなくなるのに、弟に対しては普通以上に大胆な行動に出ることが出来るギャップが面白すぎる。コーラを冷静にぶち負かして、冷静に怒る弟の二人のスタンスは笑いどころ。
そして、今回一番の痛々しいポイントは、カフェでのシーン。Gをジーと言わずにあえて、ジャイアントと言ってしまうところは、こっちが恥ずかしくなってきてしまい、最後にぶちまけてしまうシーンはアニメであるのにもかかわらず、悲惨さに共感してムネが締め付けられてしまった。
6話
ボクが中学生の頃に小学生の集団とよく遊んでいる同級生がいました。今回のもこっちもそんな感じの状態だったんでしょうね。自分に劣等感があると全てにおいてマイナスに働いてしまいます。しかし、確実に格下の相手に対しては唯一自我を保てるので、その法則に則って活動している中学生や高校生そして社会人は多いですね。これは全く悪いことではなく、成功体験を積み重ねるという視点から考えると非常に合理的な方法かと思います。ステップを踏んで、自信の成長を促進させる方法とでも言いましょうか。
そして謎のEDが初音ミク。