天地人 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
SFスーパー英雄(?)列伝31
今日から明日にかけては、日テレ年間最大のイベントである24時間テレビの日ですが、第1回である1978年に、世界初の2時間アニメスペシャルとして、この「100万年地球の旅 バンダーブック」が放送されてます。
しかも24時間テレビ内で最高の28%という高視聴率を記録しており、今見ると、どうしてそんな視聴率をとれたのか不思議な内容(おいっ)なんですよ。
まあ、虫プロ倒産以来、TVアニメから離れていた手塚治虫が、久々に手がけた作品であり、世界初の2時間アニメ、そして手塚キャラが番組の垣根を越えて共演(?)するという、条件が揃った為かもしれません。
ただ、内実は製作が遅れていて、現場は大変な状態となっており、不完全な状態のまま放送されたそうです。
(ブラックジャックがデスラー総統で、写楽が初代スネ夫というキャスティングは、今考えると凄いものがあります。)
主人公であるバンダーとブラックジャックが生き別れの兄弟であり、劇中に重症を負ったブラックジャックに対し、バンダーが「にいさん!」と叫ぶシーンがあるんですけど、バンダーの声が水島裕なんで、どうしてもマーズ(明神タケル)にしか聞こえません(笑)。
血がつながってない妹が兄であるバンダーを好きで、最後には思いが通じるんですが、マリーナ姫の方がヒロインに見えましたね。
この作品の成功で、色々なアニメスペシャルが製作されるようになったので、そういう意味でも内容はともかく(ん?)重要な作品だったと言えるのではないでしょうか。