ismIN38602 さんの感想・評価
2.5
物語 : 2.5
作画 : 2.5
声優 : 2.5
音楽 : 2.5
キャラ : 2.5
状態:今観てる
原作とは別物
原作は隔月連載から月刊連載に格上げ、そしてアニメ化まで果たしたあきづき空太さんの出世作。
私としては少女漫画らしからぬ、白雪のさっぱりしたキャラクターと、身分違いをどううめていくかの過程で産み出されるキャラクター間の友情が好きでしたが、アニメはもう「ラブファンタジー」一色なので、全然別物として見ているし原作ファンの方にはその見方をおすすめします。あと、王道少女漫画(出会いから好きになっていく過程を読者に楽しませる少女漫画)好きにはちょっとおすすめしないかもです。
まぁ、別物として見ればあきづき空太作品独特の詩的表現例えば、第1話なら「願うならこの出会いの道の先…」みたいなのが毎回欠かさず入っているのは、評価すべきところだと思います。
でもやっぱり、キャラ同士の距離感の表現が半端なので、そこだけは評価できません。第1話なら白雪はゼンよりミツヒデや木々の方が好きなかんじは原作にあるのにリュウとの出会い(原作で白雪はリュウとは試験前に会ったことはありません)とか、薬剤師採用シーン(原作は、身分証の交付に変えられているため試験終了即採用ではありませんなので、8/17放送回の白雪がゼンにラクスド帰還後身分証の発行を報告するシーンは3話前くらいでその時改めてゼンは、「今日は記憶に残る日だな白雪 歓迎する」というけして恋をしている相手への言葉ではなくあくまでも友人に対する歓迎の言葉が出るシーンとかはなし)とか原作にないシーンたすあたり、分かりやすくするためなんですけどもうちょっと原作を大切にアニメを作ってほしいかなと思います。
もっと原作キャラの友情→恋愛の移り変わりを大切にしてほしい。ちなみに、現在原作はラブファンタジー➕サクセスストーリー化しています。それだけにアニメはちょっとオシイです。多分、2期をやっても私は見ません。