KazuHiroくん さんの感想・評価
2.8
物語 : 1.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:今観てる
安易なゾンビアニメ
物語の8割はほのぼの物語で進んでいくのであるが、時折、今危険な状態を確認する程度進める用な感じで進んでいく。
オープニング曲と2話(だっけ?)までのストーリーは完全にほのぼのだけですす産んでいくのであるが、コミックは当然それ以上進んでいるので、アニメ化が放送される時点で話題性があった作品である。
今でよくあるほのぼの萌え萌えキャラのたちが、世の中がゾンビで汚染されてしまうというものであるため、今までにないといえばそうであるが、それが面白いかどうかで言うと、見ていて疲れてしまうのが正直な感想である。
ゾンビ映画はよくあるが、そのほとんどがB級に成り下がっており、良作と呼ばれる作品はめったに出ないジャンルであるとともに、あえてB級を作るという選択のうえで作られることが多いジャンルでもある。
そのゾンビというジャンルで作られたこのアニメは、ゾンビから逃げるための手段や防衛方法がほぼ練られていない。そのため、ゾンビアニメである必要性が全く感じられないのである。
ただ、ゾンビ映画という話題性だけのために、ゾンビを付け加えたとも思えてしまうこのストーリー性の低さは、ゾンビ映画好きの私としては、ゾンビを汚している作品と言っても過言ではない。しかし、ゾンビ映画自体にその傾向があるため、言ってしまえば必要悪であると私は思うのです。
しかし、ゾンビ映画好きを納得させてくれるものでもないし、萌に関しても物足りないし、何をとってもどっちつかずで見ていて疲れる作品である。
ゾンビ映画なら本当に防衛や今後の食料、様々な問題に取り組んで欲しいし、もしくは完全にコメディ路線に持っていくのであれば、ゾンビに対してチョップを入れたり、ツッコミを入れるくらい、極端に笑いに持って行って欲しかった。
何故かこのアニメでは、ゾンビと対峙するときだけ、本当に頑張っている風を出しているのに対して、それ以外の場面ではゾンビがいるとは思わせない雰囲気にギャップがありすぎて、不自然差が抜けないのである。
何にしても一発屋であり、1クールで終わることを願う作品である。