シャベール大佐 さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
謎や怪しさや胡散臭さと、笑いが適度に合わさった雰囲気
世紀末の1999年、オカルト研究をしている長野県の私立高校が舞台。
サスペンス、SF、ホラー、ファンタジーなどいろいろな要素が含まれていますが、かなりコメディ色が強い作品で、なかなか面白かったです。
幽霊、UFO、宇宙人、UMA、スプーン曲げ、タイムスリップ、ノストラダムス、降霊術、臨死体験、ポルターガイスト、ミステリーサークルなどなど、あらゆるオカルト要素をてんこ盛りにしたような内容。それなりにシリアスなストーリーや、主人公たちがピンチになるような場面もあるのですが、全体的にベタなギャグや脱力系の笑いが多く、真面目な話の中にもどこかとぼけた雰囲気が漂っていて、あまり緊迫感のようなものはありません。
終盤にはそこそこ熱い展開になりますが、個人的には序盤から中盤くらいまでの、謎や怪しさや胡散臭さと、笑いが適度に合わさった雰囲気が好みでした。
作画は、キャラの多彩な表情(顔芸?)、アクションシーンの動き、舞台となる長野県の松代あたりの風景など、とても良かったと思います。また、主人公の神代マヤの、普段着ている白いミニのワンピースからのぞく太ももが微妙にエロかったのも良かったです。
音楽はOPやED、BGMも悪くなかったと思いますが、EDに実写映像を使うのはあまり好みではありませんでした。
全13話でストーリーもそれなりに纏まっていますし、ヒロインもなかなか魅力的で、気楽に楽しめる良い作品でした。