退会済のユーザー さんの感想・評価
4.0
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
タイトルなし
全体的に、第一作目の【時計じかけの摩天楼】を彷彿とさせる構成だけど、ブラッシュアップしたような印象を受ける。
【時計仕掛けの摩天楼】は完璧主義者のエゴによる恐ろしい事件だったが、こちらは、犯人像自体はこれまでの劇場シリーズに比べれば少し地味に感じるかも。
その代わり、黒の組織の介入によって複雑に絡まったストーリーは確かな見応え。
まぁ思ってたほど密接な絡みの無かった黒の組織は置いといて。(ぇ
いつものように僕はキャラクターに触れたいと思う。
本作の注目キャラ、それはやはり歩美ちゃんだろう。正直に白状すると、この作品で初めて歩美ちゃんのことが好きになったよ……くそ、可愛かった。
TV本編の頃の歩美ちゃんといえば、男友達しかいねーのかよってぐらいに少年探偵団での活動がメインで、ついでに言うと【コナンのことが好き】って設定も忘れた頃に出てくるぐらい薄ーい設定だ。
それが、本作では遺憾なくその設定が発揮されており、僕としては大変に満足できた。
アクション性の増す劇場版によって今回、歩美ちゃんがコナンに惚れる理由がよく分かった気がする。確かに、同世代の子がスケボーでビルからビルに飛び移ってきたら、そりゃ惚れるわ。(こういうのを含めた頼りになるところとかにやられたんだろうな)
何気に最後の脱出が成功できた理由が、【隣に好きな人がいたから】っていう素敵な理由だったのも良かった。小学一年生とは思えないぐらいストレートな好意の表現に、不覚にも甘酸っぱさを感じたよ。まぁ俺は哀ちゃん派なんだけどな!
ていうか歩美ちゃん、10年後の姿可愛過ぎて焦ったわ……。
一方で今回はジンにガッカリした。
おいジン。組織から抜け出した人間が、髪型も変えずにいるワケないだろ。ちゃんと確証を得てから撃てよ……。
撃ってから「別人なのか……?」って、そんな間抜けなセリフはウォッカの役目じゃね?