ふりーだむ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ホントに何回見ても飽きない。名作です。
ナナリーに優しい世界を。。。一介の学生ルルーシュはブリタニア打倒という遠大な野望を持っている。。。舞台はブリタニアに占領されたエリア11「日本」である。
賭けチェスの帰り道、旧日本のゲリラとのトラブルに巻き込まれたルルーシュは謎の少女C.Cと出会う。そして絶対遵守の能力「ギアス」を手に入れ、彼の野望は「計画」から「実行に」移される。
キャラデザで好き嫌いがあるようですが、内容はとにかく早い展開、頭脳戦、笑いあり、恋愛ありと様々な要素が詰まっている。
KMFという機動兵器が出てくるためロボットアニメと思われがちだが、個人的には頭脳戦を主体とした作品だと思っている。
ロボットアクションも良いのだが、戦術(戦略)を中心に物語全体の流れを楽しむ作品だと思います。
そう考えれば、「ロボットアニメは苦手」と考えている方にも十分に楽しんでいただけるのではないでしょうか。
クロヴィス殺害から最後のトウキョウ決戦まで息つく間もないほど早く急な展開で進み、回を追うに連れてルルーシュの苦悩も大きくなっていく。この辺も見どころの一つだと思います。
22話・血染めのユフィ~23話・せめて悲しみとともに。
行政特区「日本」を掲げたユフィに協力を申し出るルルーシュ。しかし、突如制御の利かなくなったギアス能力。冗談で言った「日本人を殺せ」。そのギアスにかかってしまったユフィ。そして集められた大勢の日本人の虐殺を始めるユフィ。その虐殺を止めるべくルルーシュとスザクは奔走するも、先にユフィを見つけたルルーシュは、この状況を利用することを考え、やむなくユフィを射殺する。
一見冷たいように見えるも、ルルーシュの覚悟と、2期にも続くが、ルルーシュは「結果」に対し一度も謝罪・弁明することなく、自身の行動と言い放つ。すべてはナナリーのための行動であり、「世界を壊し、世界を創る。」その結果に続くための「一つの結果」としてとらえている。2期まで見て、その覚悟の強さが垣間見える1期の最大のシーンだと思う。
最後に放つ「さようなら、ユフィ、多分初恋だった。」この言葉が切なすぎる。
この作品は、まだ見ていない方がいるのであれば、自信を持っておすすめできる作品だと思います。もちろんR2まで観ていただきたい。私も今回で5度目の視聴になりますが、何度見ても飽きない名作です。