退会済のユーザー さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
タイトルなし
まさかのブロリー作品三作目。
「ブロリーはお腹いっぱいだよ……」と多少辟易としながらも視聴すると、思いのほか楽しかった。
オチにあった【バイオ液は海水に弱い】ってのは説得力がほとんど無くてオチとして弱くはあるものの、今回はバトル面で満足いく内容だった。
敵の脅威は、前作では全くと言っていいぐらいに伝わってこなかったが、本作では科学によって生み出されたバイオ戦士の無機質さが、そのドロドロとした粘液の不気味さもあって、中々の恐怖を煽ってくる。
あと、悟天とトランクスが真面目に戦士として逞しくなっているのが、地味に嬉しい。
まったく緊張感のなかった前作に比べて、今回は胸のうちに恐怖を感じながらも果敢にブロリーに挑んでいく姿には、非常に好感がもてる。それでいて、真面目すぎて二人の個性を殺してしまうこともなく、丁度良い感じ。
あと、クリリンな。18号みたいな可愛い妻をもてて、幸せ者だよなぁ……。(ピクシブのアカウントをお持ちの方は【しぃの実】さんを要チェックやで)
今回は戦力としてもしっかり立ち回れていたし、悟空がいなくてもきちんと一本の作品として成り立っていたことは、かなり大きいと思う。
欲を言うなら、悟飯やベジータといった、いつものZ戦士も戦力として機能してくれってさえいたら、文句なしの出来だったんだけどなー……。
あ。あと、タイトルに不満がある。
【勝つのはオレだ】じゃなくて【勝つのはオレたちだ】にしておけば、もっと良かった。