退会済のユーザー さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
正義の味方の行きつく先は
正義の味方に男の子なら誰でも憧れるものだ。ただこの物語の主人公シロウはその度が過ぎている。みんなの幸せを願うために、極限まで自己犠牲をすることができる。
そこに気づき諭していく凛は良い女性だなと感じる。
シロウの未来であるアーチャーと対峙する。みんなを助けるなんて幻想だ。理想を抱いて溺死しろとシロウを全否定する。
ZERO でも語られたテーマだ。誰かを助けるということは誰かを助けないということ。このことにキリツグは苦しみながらも戦い続けた。不可能と知りながらも。
シロウはこれを認めない。それを覆すと。アーチャーという未来の自分が絶望で押しつぶされてもなお正義の味方であり続けると。
この終わり方は凛というパートナーがいなければ迎えられない結末だと思う。