天啓 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
良質の異能バトル(スパイアクション)物
2007年の作品
大人の異能バトル物というかスパイアクション物というか
契約者と呼ばれる異能者達は
各国諜報部や裏社会にその能力ゆえに雇われ
対立する組織間の抗争に買い出されていた
その中の一人凄腕の契約者 黒の悪魔とも黒の死神とも呼ばれる
コードNO BK201こと コードネームHei
のお話
このhei君 普段は大飯食らいの中国からの留学生 リー・シェンシュンと名乗り一般人に溶け込んで暮らしている
所属する組織からの命令によって、敵対する組織やヤクザ、各国の諜報部を相手取り相手も契約者を雇っており契約者同士のバトルとなる
しかし、黒はその卓越した身体能力と契約者の力で 相手を壊滅状態に追い込むのだった。
と、ここまでは前半までのお話
1エピソード2話構成で 前半は単発で各抗争事件を描くのだが
後半になると
徐々に本題に入って行く
組織とは何か?
ただ単に裏社会のシンジケートでは無く、全世界的な陰謀に巻き込まれて行くのだった。
《組織》については大どんでん返しが待っているのであった
感想
雰囲気が甲殻機動隊やサイコパスに似ていて 大人向き
二話毎のストーリー構成が徐々に核心に繋がって行く作りも甲殻機動隊に似ている
何しろ音楽は菅野よう子さんだから余計そう感じるのかもしれない
CIAやら、MI6といった各国諜報部も出てきてかなり本格的なスパイアクションで
とても見ごたえがあった
また、警視庁公安外事四課の霧原みさき警視 これが サイコパスでいうところの
常森朱みたいな感じだった。
MI6のエースエージェント ノ-ベンバーイレブンが かなりハードボイルドな男気を
見せてくれたり
間抜けな探偵 倉沢ガイもそれなりに いい男っぷりを見せてくれた。
各契約者はその能力を使うと対価を支払わないとならないといった設定も良かった
異能バトル物は数あれど 能力に対する対価という設定があるのは、これだけではなかろうか?
作画も2007年という古さをあまり感じさせないほどいい
ただ残念だったのは、ゲートとは何か? ゲートと契約者の関係が何なのか?
そのあたりが明確にされていなかった点かな
殆ど萌え要素は少ないので、そっち系が好きな人には合わないだろうな
甲殻やサイコパスが好きならかなりハマルと思います。
二期もあるとのことで、そちらでこの謎が解明されるのを願ってみて見よう思います。